首相秘書官が語る中曽根外交の舞台裏 の商品レビュー
「中曽根外交の舞台裏」という題名ながら、語り手である長谷川和年氏の外交官人生全体が語られる。(後年の大使を歴任した時代はかなり省略されるが) ご本人には失礼ながら、全編を通り、我田引水な香りが漂う。が、大した活躍をされ、他国からも評価された方であることはその通りだろう。 中曽根...
「中曽根外交の舞台裏」という題名ながら、語り手である長谷川和年氏の外交官人生全体が語られる。(後年の大使を歴任した時代はかなり省略されるが) ご本人には失礼ながら、全編を通り、我田引水な香りが漂う。が、大した活躍をされ、他国からも評価された方であることはその通りだろう。 中曽根首相がいわゆる右寄りではなく、中道(というか中央)であったという長谷川氏の評価は世間一般の認識とはややずれるが、同首相以降大物宰相が希少であることも事実。
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