賃上げはなぜ必要か の商品レビュー
第1章 成長と循環のあいだ 第2章 増大する非正規労働者をどうとらえるか 第3章 ミドルの不満と閉塞の構造 第4章 要塞化する日本企業 第5章 自分を見失った政府 第6章 少子化と家庭の変容 第7章 立ちすくみの構造
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150110 中央図書館 非正規労働、少子化、財政などの日本経済の現在の論点が幅広く詳細かつわかりやすく取り上げられている。とりわけ、「明快である」というのが特徴。各章の末尾にある饒舌な補注を斜め読みするだけでも、今の日本の諸相が浮かび上がってくる。 マクロ経済あるいは労働経済学...
150110 中央図書館 非正規労働、少子化、財政などの日本経済の現在の論点が幅広く詳細かつわかりやすく取り上げられている。とりわけ、「明快である」というのが特徴。各章の末尾にある饒舌な補注を斜め読みするだけでも、今の日本の諸相が浮かび上がってくる。 マクロ経済あるいは労働経済学の観点から、現実の経済問題に処方箋を書きたいという実践に重きをおく若手経済学者のようだ。とくに難解なだけの理論モデルにはあまり信をおかないというスタンス。
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日本経済に力強さを取り戻すため、マクロ的な視点での大きな戦略が必要。ミクロに囚われ、立ちすくんでいる現状を打破をすべき。そのためには、賃上げをし、資金循環を再始動が必要。
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