かぜのでんわ の商品レビュー
東日本大震災10年の特集で紹介されていた本。動物たちが、電話線が繋がっていないけれど会えない人につながるという電話で、亡くなった家族に訴えかける言葉が切ない。 実際に岩手で個人の方が設置した電話がモデルらしいのだが、その設置場所はなんと岩手の吉里吉里吉里吉里といえば井上ひさしさ...
東日本大震災10年の特集で紹介されていた本。動物たちが、電話線が繋がっていないけれど会えない人につながるという電話で、亡くなった家族に訴えかける言葉が切ない。 実際に岩手で個人の方が設置した電話がモデルらしいのだが、その設置場所はなんと岩手の吉里吉里吉里吉里といえば井上ひさしさんの「吉里吉里人」。あの町も被災したのかしらと思うと、これまた切ない。
Posted by
別れのタイミングを選ぶことはできないけれど、 伝えたかったことを ことばにすることで、 少しずつ前を向くことができる人が増えていったらいいなと感じました。 伝えられるうちに 伝えたいことを 伝えておくことも 大切だと思いました。
Posted by
図書館本。少し切ないお話。吐露するために置かれた、線のつながっていない電話。こうやって心を楽にすることもできるんだよ。
Posted by
東日本大震災のあと実際におかれた風の電話 子ども達には、お話の内容はよくわからなかったかもしれませんが、 心は通じたようで、どの子も静かに聞き入っていました。
Posted by
本当に実在する電話をもとにしたいもとようこさんの童話です。 誰でも話したくなったら、その受話器に話しかけるのです。 行き場のない悲しみをうったえるきつねやうさぎたちの声が 胸をうちます。 死んでほしくなかった、生きていてほしかったと。 たとえ受話器の返事はなくても、 みんな自分の...
本当に実在する電話をもとにしたいもとようこさんの童話です。 誰でも話したくなったら、その受話器に話しかけるのです。 行き場のない悲しみをうったえるきつねやうさぎたちの声が 胸をうちます。 死んでほしくなかった、生きていてほしかったと。 たとえ受話器の返事はなくても、 みんな自分の声を愛する人に届けたいのです。 メルヘンタッチですが、現実の震災の被害を思わずにいられない深い悲しみにみちた絵本。 被害にあわれたたくさんの方たちを忘れないでというメッセージが込められているように感じました。
Posted by
図書館本。少し切ないお話。吐露するために置かれた、線の繋がっていない電話。こうやって心を楽にすることもできるんだよ
Posted by
震災を忘れないために。 子ども達に語り継ぐために。 いもとようこさんの優しい絵が、また沁みます。
Posted by
何の気なしにテレビをつけていたら、「風の電話」について特集されていた。震災後、岩手県大槌町のガーデンデザイナー佐々木さんの自宅のお庭に置かれた、電話線のない電話ボックス。会えなくなった人に想いを伝えるための空間で、心の復興のきっかけになればと実現されたそう。 風の電話は心で話し...
何の気なしにテレビをつけていたら、「風の電話」について特集されていた。震災後、岩手県大槌町のガーデンデザイナー佐々木さんの自宅のお庭に置かれた、電話線のない電話ボックス。会えなくなった人に想いを伝えるための空間で、心の復興のきっかけになればと実現されたそう。 風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又は浪の音が或いは小鳥のさえずりが 聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい 「かぜのでんわ」はこの「風の電話」をもとに作られたお話で、千切り絵のような柔らかい絵が印象的。動物たちの想いが真っ直ぐで泣けた。特にきつねのおとうさん…。 いろんな人に読んで欲しい。オススメ。 171106読了。
Posted by
岩手県大槌町のガーデンデザイナー佐々木さんが自宅の庭においた「風の電話ボックス」 風の電話は心で話します 静かに目を閉じ、耳を澄ましてください 風の音が又は波の音が或いは小鳥のさえずりが 聞こえたなら あなたの想いを伝えてください 心の復興の、きっかけになればと置かれた。 そ...
岩手県大槌町のガーデンデザイナー佐々木さんが自宅の庭においた「風の電話ボックス」 風の電話は心で話します 静かに目を閉じ、耳を澄ましてください 風の音が又は波の音が或いは小鳥のさえずりが 聞こえたなら あなたの想いを伝えてください 心の復興の、きっかけになればと置かれた。 その話をもとに作られたえほんだそうです。
Posted by
いもとようこさんの、やさしいタッチの表紙が心ひきます。 もう会うことができない「あの人」に伝えられるとするならば、何を伝えますか? 線のつながっていないと分かっている電話を手に取り、それぞれ思い思いの言葉を優しく紡いでいきます。 東日本大震災後、岩手県大槌町に設置された公衆電...
いもとようこさんの、やさしいタッチの表紙が心ひきます。 もう会うことができない「あの人」に伝えられるとするならば、何を伝えますか? 線のつながっていないと分かっている電話を手に取り、それぞれ思い思いの言葉を優しく紡いでいきます。 東日本大震災後、岩手県大槌町に設置された公衆電話をモチーフに描かれています。 電話に話しかけても、返事はない切なさ。 けれど、話しかける動物たちは、心をこめて一言ひとことを発しています。 心が温かくなり、きっと誰かに何かを伝えたくなる絵本です。 <ぞう>
Posted by