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戦国時代の京都を歩く の商品レビュー

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2016/02/24

現在の京都と戦国の京都の様相は大きく異なる。このことは、河内先生の著書『信長が見た戦国京都』(2010年)で述べられているので割愛するが、本書はそのことを踏まえて戦国京都の様子を歴史的に景観復元しながら、上京・下京を回るとうコンセプトで書かれている。 戦国京都の上京・下京は二条...

現在の京都と戦国の京都の様相は大きく異なる。このことは、河内先生の著書『信長が見た戦国京都』(2010年)で述べられているので割愛するが、本書はそのことを踏まえて戦国京都の様子を歴史的に景観復元しながら、上京・下京を回るとうコンセプトで書かれている。 戦国京都の上京・下京は二条大路を挟んで「エの字」型の形をしており、それぞれに惣構えを設けている。例えば両側町や寺院などが各々に惣構えを設けていたので、そのような様子からも物々しい戦国京都のイメージが掴めよう。 上記のような戦国京都を『上杉本洛中洛外図』や町中の史料を参考して巡っていく。京都観光の際には本書を片手に歩き、戦国京都の雰囲気を少しでも感じたいと思った。 本書で扱う戦国京都について詳しく知りたい方は、河内将芳『信長の見た戦国京都』(2010年、洋泉社)を併読されたい。

Posted byブクログ