どんでん返し の商品レビュー

笹沢左保(著者)

2016/04/20

本屋さんの手書きポップにそそられて手に取ってみた。
全編会話のみの小説は思ってたより馴染めなかったかな？
最後のキーワードに気づけなかったのが悔しい。

2015/08/29

全て会話文で進んでいくのは面白かったけど、
どんでん返しってゆータイトルから思わせる期待感と実際のオチに隔たりがあった。

2015/07/24

【書店の「どんでん返しフェア」的なポップにつられて買った直後に夏風邪で倒れ、寝込んでいる間に読んで若干後悔した３冊の本その①】

　これはどう考えてもタイトルの選択を誤っている。ほぼ全編、どんでん返しの内容に見当がついてしまう。せっかく「全編会話文」という特殊要素があるのだから、そっちだけを強調しておいて「どんでん返し」については伏せておけば、低レベルのどんでん返しでも読者はそこそこ満足してくれただろうに。会話劇そのものは決して低レベルではないのだから。
　おそらく著者と編集者は自信満々で「どうだ、騙されただろう？」と読者に対して挑戦した気でいたのであろう。もしかしたら初版当時の80年代初頭ならば上質のどんでん返し小説と評価されたのかもしれない。しかし小説のみならずドラマや映画などでも鮮やかなどんでん返し劇のパターンが出尽くしてしまっているような21世紀平成の世に、このアンソロジーに騙されてくれるような純朴な読者はもういない気がする。そもそも今の世の中、わざわざ紙の本を買って読むようなヤカラはだいたいひねくれた深読み体質に決まってるんだから（笑）

2015/04/30

タイトルが悪い。どんな結末かと期待しながら読み始めたが、ある程度予想がついたり、そうなんだ。と思えるような内容。もっと、違う角度から読者に訴え掛けるタイトルだったのなら、感想は変わったと思う。

2015/12/24

短編集で全て会話で進む読みやすいミステリ。2作目から慎重に読む形になってしまって「ああ、やっぱりね」と見破ってしまった事も（笑）どんでん返しの形が少しずつ違うので気軽に楽しめる作品（･∀･）2018.04.02読了

2015/01/05

全編会話のみで驚きの読み易さ。

「やられたー‼︎」よりは「えー⁈」。

単純だけど面白く読める。

情景描写も人物描写も特に無いのにそれぞれの場面が頭にスッと浮かぶ。

『酒乱』が一番静かに余韻が残った。

2014/12/09

題名と店のＰＯＰに釣られてつい購入。
前編会話だけで構成された短編集。
基本は２人での会話から、いろいろな真実が明らかになっていく。
ちょっとぞっとする感じで好き。
軽く読めるミステリィ、

2014/09/27

セリフだけで進行する点はとてもユニークだとは思います。けれど肝心のどんでん返しが予想の範囲内だったり、結局「ふーん」程度の内容だったので、全体的に微妙な印象。

タイトルが「どんでん返し」という時点で僕ら読者はそれを期待しちゃうので、予想を超えた展開が無ければ驚くことは出来ないっす。もしタイトルが「どんでん返し」でなかったら、印象は違ってたかもしれません。

ということは読者の立場になって考えれば分かるはずなのに、なぜこの内容でこのタイトルなのかが疑問。最近、叙述トリック系の作品をたまたま多く読んでいたこともあって、それらの作品に比べると読者視点が足りない感を強く覚えました。

1981年発表のちょっと古い作品ではありますが、それ以前の作品でも終止読者がどのように感じ、どのように思いながら読むかを考えて書かれた作品はたくさんあるはず。

そうした点で考えると、厳しめの印象を抱かざるを得ないです。

2014/06/22

書店で帯付きでグイグイ推してたので、読んでみた。短編集。しかも、全編会話のみ。印象としては、はるか昔に読んだ推理クイズみたいな感じ。かなり古い作品なので、発売当初はビッグネームの作品ということもありセンセーショナルだったのかもしれないけど、トリックが散々積み重ねられた昨今では目新しさはそんなにない。ただ、会話だけでストーリーを成り立たせるのは作者が大変だったろうなと思う。「どんでん返し」・・・を期待しすぎると、ちょっと肩すかし。

2014/06/13

会話だけ、なんだけど、
やっぱりこう普通じゃないっていうか、
作為を感じるセリフというか…

そして思ったより時代を感じました。