もじゃもじゃペーター の商品レビュー

H.ホフマン【作】,生野幸吉【訳】,飯野和好【絵】

2017/08/09

親指しゃぶりをする子どもの親指が切り落とされたりはど、さまざまな話が残酷であるので、教育的ではないという批判があるのは当然だが、実際には親は極端な話をして子どもを教育しているので、その話を集めたものである。

2015/11/08

原作は1845年刊行。いじめっ子や親の言うことを聞かない子が報いを受けるという教訓的な話が多い。黒人の少年をからかった男の子たちがインク漬けにされてしまう「まっくろい男の子のはなし」なんかは因果応報話として共感できるが、親指をしゃぶってはいけないと親に注意された少年が親指をしゃぶってしまい、そのために親指を切り取られてしまう「おやゆびしゃぶりのはなし」は衝撃的。