空海は、すごい の商品レビュー
密教 - 仏教の一派で、特に儀式や秘伝の教えを重視する。空海はこの教えを日本に広めた。 大日如来 - 密教の中心的な仏で、宇宙の真理を象徴する存在。空海は大日如来を通じて教えを伝えた。 真言 - 密教における呪文や祈りの言葉。特定の真言を唱えることで、仏の力を呼び起こすとされ...
密教 - 仏教の一派で、特に儀式や秘伝の教えを重視する。空海はこの教えを日本に広めた。 大日如来 - 密教の中心的な仏で、宇宙の真理を象徴する存在。空海は大日如来を通じて教えを伝えた。 真言 - 密教における呪文や祈りの言葉。特定の真言を唱えることで、仏の力を呼び起こすとされる。 曼荼羅 - 仏教の宇宙観を表現した図。空海は曼荼羅を用いて教えを視覚的に伝えた。 修行 - 精神的な成長を目指す実践。空海は厳しい修行を通じて悟りを得た。 教え - 空海の思想や哲学を指す。彼の教えは、個人の内面的な成長を重視する。 仏教美術 - 仏教に関連する芸術作品。空海は美術を通じて教えを広めることにも力を入れた。 宗教的体験 - 空海が重視した、個人の内面的な体験や悟りの瞬間。 慈悲 - 他者への思いやりや愛情。空海の教えの中核を成す概念。 輪廻 - 生死のサイクル。空海はこの概念を理解し、解脱を目指した。 悟り - 真理を理解すること。空海は悟りを得るための方法を探求した。 仏教哲学 - 仏教の思想体系。空海はこの哲学を深く掘り下げた。 宗教間対話 - 空海の教えは、他の宗教との対話を促進する要素を持つ。 霊的成長 - 精神的な成熟や発展。空海はこの成長を重視した。 教団 - 空海が設立した真言宗の組織。彼の教えを広めるための基盤。 経典 - 仏教の教えを記した文書。空海は多くの経典を研究し、解釈した。 信仰 - 宗教的な信念や信じる力。空海の教えは信仰の重要性を強調する。 瞑想 - 精神を集中させる実践。空海は瞑想を通じて内面的な平和を追求した。 文化交流 - 空海の活動を通じて、仏教が日本文化に与えた影響や、他文化との相互作用。 「心を静め、内なる真理を見つめよ」 - 内面的な平和と自己探求の重要性を示す言葉。 「すべての存在は相互に関係している」 - すべてのものがつながっているという仏教の教えを反映した言葉。 「慈悲の心を持て」 - 他者への思いやりを持つことの重要性を強調する言葉。 「真理は心の中にある」 - 外部の世界ではなく、内面的な探求が真理を見つける鍵であることを示す。 「修行は自己を知るための道である」 - 修行の目的は自己理解と成長であることを表現した言葉。
Posted by
苫米地氏の怪しげな経歴とメディア出演時の「ドヤァ感」が苦手な人も一定層いるんでしょうけれど、 密教とはということを体系立ててスッキリと書かれていて、 また、他の真言宗や空海の書とは違って大胆な親鸞やキリスト教との比較を踏まえて、 宗教とは…そして世界的に見ると相通ずる点があること...
苫米地氏の怪しげな経歴とメディア出演時の「ドヤァ感」が苦手な人も一定層いるんでしょうけれど、 密教とはということを体系立ててスッキリと書かれていて、 また、他の真言宗や空海の書とは違って大胆な親鸞やキリスト教との比較を踏まえて、 宗教とは…そして世界的に見ると相通ずる点があること…も踏まえて解説してくれます。 他の真言宗の本に比べてわかりやすい。 そしてもっと知りたくなる。 良書だと思いました。
Posted by
一朝一夕で密教を理解するなんて不可能だとは思うが、もう少し深いところまで語られているかと期待してしまった。密教に関して知識ほぼゼロの自分にとっては「続き気になる」感が湧いてきた。これをきっかけに他の密教系の本、読んでみようかなぁという気になった。 汎神論に関して特に気になった。
Posted by
「超訳」の名にふさわしい大胆で明快な解説。ベースがしっかりしていて高いところから俯瞰できているのが良くわかる。 このような宗教観と自身で数多出版している成功本とで、スタンスがぶれてないのが筆者の怪人たる所以か。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
★★★★☆ 仏教には興味があって、自分のレベルに合ったものからちょっと背伸びしたものまでいろいろ手を出してはいたんだけど、日本の宗派仏教に関してはあまり興味が持てなかった。 どうも釈迦の教えとは違う、というかだいぶ離れちゃっているんじゃないかという印象があったから。 苫米地英人が空海についての本を出すと知ったときも最初はあまり食指が伸びなかったのだが、あるときふと「最近苫米地要素が足りてないな」と思ってそんなに期待しないで購入してみた。 おみそれしました。 なるほど、空海はそういう意図でこういうことをしていたのか。 僕が釈迦の教えに興味を持ったのはそれが宗教っぽくなくて、どちらかといえば哲学に近かったからだ。 つまり、キリスト教のような「まず無条件で信じることから始めないと神の痕跡は見えないよ」みたいな信仰の跳躍を必要としないところが良かったのだ。 ただ、哲学的であるのはそういうことに興味がある人にはわかりやすい半面、一般の人には敬して遠ざけられやすい。 著者いわく、空(くう)とか縁起(えんぎ)なんていうことをいくら話しても庶民の興味を引くことはできない、と考えた空海が、知恵を絞った結果が、象徴としての大日如来や、実践し易いさまざまな儀式だったというのだ。 さらに空海がすごいのは、それまで世界は地・水・火・風などの要素でできているといわれていたが、そこに空(空間の意)と識(意識)の2つを加えたことだ。 特に重要なのは識の方でいうなれば、これは情報空間のこと。 哲学好きな友人に聞いたところ、アリストテレスからこっち、物理空間と情報空間を別個に論じる人はいても、それらを統合して世界を論じた人は結構後の方にならないと出てこないので、この時点でそういう考え方ができていたとすると空海は相当すごいのだそうだ。 例によって僕のレベルでは、少し専門的な話になるとついていけなくなるところもあるが、これは読んで損はない、というか相当得する本といえるだろう。
Posted by
自分が十代の頃「映画 空海」を映画館へ観に行って、描かれた「真魚」まなさんに、「やさしさ」を、教えてもらった記憶があります。その後は、書家弘法大師様、自分の罹病体験から、祖母が「鏡島弘法」に、孫の「病気平癒」をお祈りしていた事実を「耳にする」ことによって、「なむだいしへんじょうこ...
自分が十代の頃「映画 空海」を映画館へ観に行って、描かれた「真魚」まなさんに、「やさしさ」を、教えてもらった記憶があります。その後は、書家弘法大師様、自分の罹病体験から、祖母が「鏡島弘法」に、孫の「病気平癒」をお祈りしていた事実を「耳にする」ことによって、「なむだいしへんじょうこんごう」を知り、現在は、「高家寺」に寄せていただく「ご縁」を有難く感じています。とにかく、空海さんが好きなのです。苫米地さんの「とらえかた」、好きです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
空海の高い業績を示し、その思想に触れさせてくれる。 世界宗教としての一神教⇒汎神教という点や、他力本願により仏教を世界宗教のレベルに高めた親鸞を踏まえた上で、真言密教の大日如来=法身=識(意識)、即身成仏、現世利益、悟りからはじめよ、などが説明される。 空海のすごさを理解している著者は、インドの密教寺院の僧院長でもあるということで、苫米地さんもすごいと思った。 14-70
Posted by
空海について、世界の宗教について知る入門として、難しい内容をできるだけ易しく案内された。 他の空海本も読んで、もっと理解を深めていきたい。
Posted by
世界宗教における密教の位置づけや、空海の思想が、全くの密教初心者にもわかるように解説されている。 著者は原典を読んでいるだろうし、キリスト教や仏教等の世界宗教をも研究しているから書けるのだと、頭が下がる。 実はこれ1冊で宗教研究者の頂点にたてるのではという程の知識量ですから、読む...
世界宗教における密教の位置づけや、空海の思想が、全くの密教初心者にもわかるように解説されている。 著者は原典を読んでいるだろうし、キリスト教や仏教等の世界宗教をも研究しているから書けるのだと、頭が下がる。 実はこれ1冊で宗教研究者の頂点にたてるのではという程の知識量ですから、読む価値ありでしょう。
Posted by
著者は、一連のオウム真理教事件で信者の洗脳を解いたということで有名になった苫米地英人さん。苫米地さんは、この他にも本をたくさん出しているが、例えば、『年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方』『本当はすごい私 一瞬で最強の脳をつくる10枚のカード』『知的生産力が無限大にアップす...
著者は、一連のオウム真理教事件で信者の洗脳を解いたということで有名になった苫米地英人さん。苫米地さんは、この他にも本をたくさん出しているが、例えば、『年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方』『本当はすごい私 一瞬で最強の脳をつくる10枚のカード』『知的生産力が無限大にアップする 超人脳の作り方 』など、「なんだか胡散臭い」という印象のタイトルが多い。だから、この本を読むときもちょっと構えてしまうけど、「空海入門」の本としては分かりやすかった。良くも悪くも、キレモノ苫米地なのだろう。 前半が苫米地さんの空海解説、後半が「空海の言葉」という構成になっている。前半の空海解説では、例えば密教とは何か、どういう歴史を経て仏教が密教に至ったのかなどは分かりやすい。あとは、「密教を一言でいうなら、身口意の教えと言い換えられる」など、難しいことを端的に「言い切っている」ことも、読みやすい理由だ都思う(苫米地さんの洗脳かもしれないけど・笑)。密教の教えなどはもっともっと深いのだと思うけど、入門書としては最適ではないだろうか。 後半の「空海の言葉」から少しだけ。 「薬は病に随って無数なり、乗は器に逐うて無量なり」 「一身独りで生歿す。電影是れ無常なり」 「悠々たり悠々たり太だ悠々たり。内外のけんしょう千万の軸あり。杳杳たり杳杳たり、道をいい道をいうに百種の道あり。書死え諷死えなましかば本何がなさん。知らじ知らじ吾も知らじ」 こういう「空海のことば」は暗誦してもいいなと思う。
Posted by
- 1
- 2