ゲーム の商品レビュー

飯野賢治【著】

2017/12/18

わくわくする生き方の軌跡といえばいいのかな。ハイリスクハイリターンだけれど悔いのない生き方のスリリングな感じが伝わってくる。飯野賢治の生き方はこうだった、ふり返り方はこうだという感じかな。当時をLIVEで知っていればさらにその行間を埋めることが出来る。読んでいてわくわくするというのはなかなかない。このわくわくを大切にしたいなと思った。

2016/09/27

ゲーム制作会社「WARP」を立ち上げ、『Ｄの食卓』や『エネミー・ゼロ』といった傑作を生みだしながら、42歳の若さで亡くなったゲーム・クリエイター飯野賢治が、みずからの半生を振り返った本です。

著者のゲームをプレイしたことはないのですが、カリスマと呼ばれる人物にしばしば見られるアクの強い人物像が、文章からも感じられます。著者のカリスマ性に惚れ込んだ読者ならますますその生きざまに魅了されるのではないでしょうか。

そうでない読者には、著者の大言壮語が鼻につくのではないかと思われますが、中二病を貫くことで「カッコよさ」に突き抜けた人物は、著者以外にあまりいないのではないかという気がします。

2014/09/13

荒くれ者かつ知能が高い。
傑人とはこういう人のことを言うのだろう。

WARP設立前までが特に面白かった。境遇の持つ意味は大きいのかもな。

価値基準や判断の尺度が他の人のそれとは違う。ただ単に違うだけでは、ここまでの人物にはなり得ていない。
人を動かす力、総合力、カリスマ性と呼ばれるものを兼備した人物だったのだろう。

2014/01/24

『Dの食卓』『エネミー・ゼロ』『リアルサウンド』……。
ゲーム史に残る野心的な挑戦を通じて不朽の伝説を築き上げた夭折の天才ゲームクリエイター・飯野賢治が残した唯一の自伝を彼の一周忌を機に星海社文庫化。
「なにか」を成し遂げようとする“あなた”のために書かれた飯野の熱い言葉は生き続ける。永遠に。