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AKB48とブラック企業 の商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2020/03/02

AKB48の歌詞と現代のブラック企業の繋がりを描いた本。 視点は面白いし、秋元康が現代の世相を歌詞に反映させる稀有な能力を持った作詞家だとは思ったが、ブラック企業と結びつけるのはやや強引なきらいが。 ただAKS(AKB48の運営)がかなりブラックなことはよくわかった。

Posted byブクログ

2018/12/02

AKB48は社会の雇用情勢を写す鏡という捉え方。読んでいくとなかなかしっくり来た。「24時間戦えますか」がここでも昭和時代のモーレツな働き方を表す言葉として出てきたけれど、これだけ最近の本でよく引用されるということは、その次代を的確に捉えた曲、CMだったということだろう。「満員電...

AKB48は社会の雇用情勢を写す鏡という捉え方。読んでいくとなかなかしっくり来た。「24時間戦えますか」がここでも昭和時代のモーレツな働き方を表す言葉として出てきたけれど、これだけ最近の本でよく引用されるということは、その次代を的確に捉えた曲、CMだったということだろう。「満員電車ソング」という切り取り方は斬新だなと思った。

Posted byブクログ

2014/05/22

1983年生まれ、労働問題等の編集や出版の経験がある筆者が、AKBシステム(競争、総選挙、握手会等々)を分析すること、ほとんどの作詞を手掛けた総合プロデューサーの秋元康氏の歌の言葉を解析することを通して、現代社会の問題点の共通性を見出している。曲などの音楽としての論評はなく、あく...

1983年生まれ、労働問題等の編集や出版の経験がある筆者が、AKBシステム(競争、総選挙、握手会等々)を分析すること、ほとんどの作詞を手掛けた総合プロデューサーの秋元康氏の歌の言葉を解析することを通して、現代社会の問題点の共通性を見出している。曲などの音楽としての論評はなく、あくまで歌詞のみの論評である。 聞こえはよいものの、本書の半分くらいはメンバーの名前を出さないままの事例や秋元康の作詞の曲などの分析であり、単なるアイドルオタクが現代社会とこじつけているとも読み取れないこともない。 現代社会を分析している秀逸な作品なのか、無理やりこじつけた作品なのか、読者が読後に判断するべきことなのかなと思った。個人的には、私は後者の線が7割かなと思った。

Posted byブクログ

2014/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 AKB48の歌詞と日本の労働環境の関係。自由を求めることは余裕(経済的、精神的)から来るもの。本当につらい状況では自由を求めるよりも安定を求める。  労働に関する歌詞がAKBには多い。これは、AKBの格差、アイドル界の格差を背景にしたもの。 全体として、AKBの活動が日本の企業社会の縮図となっている、と作者は言いたいのだろう。私には良くわからないけど。

Posted byブクログ