食品表示法 の商品レビュー

池戸重信【著】,食品表示検定協会【編】

2014/11/28

昭和３０年代、ほとんどの缶詰製造業者は商標で牛肉を謳いながら実際は鯨や馬の肉を使っていた。当時の商習慣としては全く当たり前だったという。これを受けJAS法は品質基準に加え品質表示の基準についても規定することとなる。以来、食品表示は複雑化の一途を辿るが、平成２５年６月に新しい食品表示法が成立し、枝分かれしていたものが一気に集約化される。より消費者の側に立った分かりやすい法体系となる。本書では成立の背景から法のアウトラインとポイントを示す。法律の条文を逐条的にQ＆A形式でまとめてあり素人でも容易に理解できるつくりこみとなっている。