鈴木大地メソッド の商品レビュー
私達の世代のスーパースターである鈴木大地さんの著書。読み終えて、こういう考えや経験を持った方を団体のトップに据えるなんて、その競技の未来が明るいと思いました。
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鈴木大地さんは、自分たちの世代のスーパースター。 現在の北島康介選手の様な存在だ。 同じ系列のクラブに在籍していたので、大地さんのレースを間近で見る機会が何度かあった。 50MBAで当時の日本短水路記録を作った記憶があるが、 これは自分が生まれで初めてみた日本記録誕生の瞬間だっ...
鈴木大地さんは、自分たちの世代のスーパースター。 現在の北島康介選手の様な存在だ。 同じ系列のクラブに在籍していたので、大地さんのレースを間近で見る機会が何度かあった。 50MBAで当時の日本短水路記録を作った記憶があるが、 これは自分が生まれで初めてみた日本記録誕生の瞬間だった。 当時の日本人は、海外に行っても日本選手でかたまって、同じ種目に出場する選手とも交流しないような人が多かったようだが、大地さんは、海外の選手と積極的に交流していると言う話を聞いたことがあった。 また海外遠征先で、散髪をしたと言う伝説を聞いたことがある。(意図が伝わらず、恥ずかしい髪形になるのが嫌だから、普通は遠征先で髪を切らない。海外で活躍する選手の中では、日本で切ってもらった人を飛行機代を負担して呼び寄せているケースもある位だ。) その大地さんが、現在日本水泳連盟の会長に就任した。 この本は、大地さんが会長就任を機に、これまでの水泳人生を振り返ったような話が多い。 金メダリストとして、金メダルを見せびらかすわけでもなく、逆にメダルを外すわけでもなく、くるっと背中に回して生きる方法と言う表現は、今の大地さんの素直な感覚なんだろう。 いつかは会長になると思っていたが、非常に早い段階で会長に就任した事は驚いたが経験が長い事で人との信頼関係を構築する事が出来る事大先輩からの教訓や世界のスポーツに関わる国際組織で活躍する人が同年代に変わっていく中で自分の体が動く今会長に就任した方が良いと判断したと言うのは非常に説得力があり、ストンと納得できた。 自分自身はもう現役とは言えないが、実業団の大会に出場したり、競技役員をするなど、水泳界の末席にかろうじて引っかかっている様な存在だが、日本の水泳が、世界の強豪(top5)として世界が認知するようになるように、微力ながら頑張りたいと思った。
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