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破門 の商品レビュー

3.7

132件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    0

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2024/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小清水がどこに行っても見つかるのが面白い。 みんな喧嘩せんと『フリーズムーン』を成功させて儲けたらいいのにね。

Posted byブクログ

2024/02/15

除夜の鐘が鳴っていて今年もあと僅かw ってな事で今年の読み納は黒川博行の「破門」 装丁のイメージとは打って変わって割とコミカルタッチ(関西弁なんでw)なテンポで、ヤクザ桑原と元ヤクザの父親を持つ堅気の建設コンサルタント二宮が騙された爺を追うドタバタ任侠話。 最後数ページでの...

除夜の鐘が鳴っていて今年もあと僅かw ってな事で今年の読み納は黒川博行の「破門」 装丁のイメージとは打って変わって割とコミカルタッチ(関西弁なんでw)なテンポで、ヤクザ桑原と元ヤクザの父親を持つ堅気の建設コンサルタント二宮が騙された爺を追うドタバタ任侠話。 最後数ページでの展開がシュールと言うか、現代版「仁義なき戦い」な感じw もう任侠道は通じないのね。 山守さん!

Posted byブクログ

2024/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

題材 ヤクザの揉め事(最後に破門) テーマ 周りがどうであれ、己の生き方を貫く 最も伝えたかったこと 桑原と二宮のキャラ 何が新しいのか ヤクザの世界を覗くことができる キャッチコピーは何か 『悪人たちの命懸けの騙し合い』 その他(心に残ったことなど) ・スケールの大きさ ・軽快なセリフ回し(関西弁)

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2023/10/24

桑原と二宮の関西弁での軽快なやりとりが好印象。展開もスピーディだし、映画一本見てる感覚であっという間に読了。あー面白かった。シリーズものと知らずに読んだので、他も全部読むか迷うところ。

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2022/08/13

極道のことはよくわからない 途中から読んでて苦しくなった でも、人間の情のもつれあいは長年築き上げてきた信頼すらも切り裂くのだなぁと思った まさにメンツの世界、極道 ああ、無情…

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2022/05/31

BSスカパー版のドラマから入ったせいか北村一輝と濱田岳で脳内再生余裕、映像から入った特権を味わっている感じはしたけども、ここまで読ませるのは、やはり作者の筆致のおかげもあるんだろう。最近はWEB連載小説の1話目すら読む体力が無かったんだけど、ちゃんとした小説を読んでる充実感を味わ...

BSスカパー版のドラマから入ったせいか北村一輝と濱田岳で脳内再生余裕、映像から入った特権を味わっている感じはしたけども、ここまで読ませるのは、やはり作者の筆致のおかげもあるんだろう。最近はWEB連載小説の1話目すら読む体力が無かったんだけど、ちゃんとした小説を読んでる充実感を味わいつつ映像とシンクロした関西しゃべくり漫才のようなテンポの良い掛け合いの面白さが、読む手を止めてくれなかったね。古今東西SFやファンタジー小説が近年の映像化で栄華を極め、なろう小説におけるテンプレ化が進み、文章読解による解釈の多様性よりも想像の簡略が行われているこのご時世、己のチンパンジーみたいな脳には映像→原作の流れが脳内補完余裕でしたアヘアヘ状態を作れる良い作品でしたね。 ステレオタイプな関西弁ヤクザはやっぱすっきゃね~ん。

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2022/04/09

ヤクザと腐れ縁がある堅気の男性がトラブルに巻き込まれ走り回る話。カジノや組のことなど興味深い内容もあったけれど、起こった出来事をつらつらと書いているだけのように感じた。

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2021/07/01

ドラマで見て面白かったから読んだ。 ドラマのシーンを思い出す。 本を読んだら頭の中で皆んなが生き生きとして動き回る!! 楽しかった!

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2021/04/15

「義理人情」極道の道。薄っぺらな現代社会で義理や人情など言葉だけでしか無くなっているのが寂しいが、日本人として礼儀マナーだけでも覚え実行しておきたい。

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2020/10/31

カタギの二宮と極道の桑原による疫病神コンビが裏社会のカネをめぐって活躍するシリーズ第5弾。ちなみにこのシリーズは本作で直木賞受賞。 物語の発端は桑原が映画作品に出資したことにはじまる。映画がヒットすれば出資金が何倍にもなって大儲けになるはずだったが、その映画作品自体が全くのでっ...

カタギの二宮と極道の桑原による疫病神コンビが裏社会のカネをめぐって活躍するシリーズ第5弾。ちなみにこのシリーズは本作で直木賞受賞。 物語の発端は桑原が映画作品に出資したことにはじまる。映画がヒットすれば出資金が何倍にもなって大儲けになるはずだったが、その映画作品自体が全くのでっちあげ。出資を募った映画プロデューサーが詐欺師と知った桑原はいつも通り二宮を巻き込んで、自分の金の回収、ついでに他の出資者の金も奪ってしまおうと企む。 シリーズお約束の大阪弁コンビ漫才風やりとりの挿入はもちろん、桑原の愛人と舎弟、組の若頭、二宮の姪っ子、悪徳刑事、オカメインコと脇役たちの活躍も充分。マカオや香港しまなみ海道と移動し、他の暴力団も巻き込みながら詐欺師の追跡捜査が展開される。今回のストーリーには過去作品と比べて、社会風刺性は抑え気味。それゆえにすんなりと一気読みできる。 この二宮桑原コンビも濃い人生を送りながら年を取った。いつまでも一攫千金を求めての殴る蹴るのアドベンチャーを続ける若さはなくなってきている。そろそろ将来のことも考えるべきだろう。読者もそう考えるし、二宮たちも同じことを考える。 やっぱり人間、平和で堅実な生活が一番だ。この疫病神シリーズでそんなありがちな人生論を考えさせてくれるとは思わなかった。コンビ解散危機を感じさせながら、エンディング。

Posted byブクログ