隅の老人 完全版 の商品レビュー
十角館の殺人で推理小説家のニックネームのうち、知らない名前であったオルツィに興味をもって、図書館で検索し予約した。出てきたのは広辞苑のような分厚い本で驚いた。イギリスの上流階級で起こる殺人、盗難などの未解決事件の真相を喫茶店に座る老人が新聞記者に語るという形式の短編集。真相といっ...
十角館の殺人で推理小説家のニックネームのうち、知らない名前であったオルツィに興味をもって、図書館で検索し予約した。出てきたのは広辞苑のような分厚い本で驚いた。イギリスの上流階級で起こる殺人、盗難などの未解決事件の真相を喫茶店に座る老人が新聞記者に語るという形式の短編集。真相といっても老人がそう主張しているだけで、ほとんどの事件は未解決のまま終わるというモヤモヤエンディングを迎える。トリックも似たようなものが多く、話の途中でオチが見えるものも多い。それでも読んでいるうちに、その代り映えしない感じが心地よくなってくる。昔のテレビの水戸黄門のような不思議な安心感を与えてくれるのである。娯楽の少なかった時代に人気を博したのは理解できる。今の人たちに薦めようとは思わないが。
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- ネタバレ
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二度と読みたくない本。 結末が解決も何もない時点で まず読む気が失せてきて… だんだんと同じパターンの連続で 疲れてきました。 訳のせいもあるのかな? ただし例外的なパターン2作品は 報われてよかったですわ。
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「隅の老人の事件簿」の解説で、収録できなかった「ダブリン事件」も代表作だとあったのでそれを読んだ。 「ダブリン事件」 ダブリンで肉屋をして財を成して死んだ男の遺言状をめぐる息子二人の話。長男は放蕩、次男は堅実とみなされていたが残された遺言状では長男に全財産を渡すものだった。...
「隅の老人の事件簿」の解説で、収録できなかった「ダブリン事件」も代表作だとあったのでそれを読んだ。 「ダブリン事件」 ダブリンで肉屋をして財を成して死んだ男の遺言状をめぐる息子二人の話。長男は放蕩、次男は堅実とみなされていたが残された遺言状では長男に全財産を渡すものだった。が、次男は遺言状はにせものだと訴訟を起こす。長男、次男とも表面と裏では違っていた。 「隅の老人」14編 「ミス・エリオット事件」12編 「解かれた結び目」13編 完訳なので5cmの厚さ。 訳者の平山雄一氏は東京医科歯科大学卒の歯学博士。日本推理作家協会員。 2014.1.31初版第1刷 図書館
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隅の老人の事件への解決が本当に真実なのだろうかと思ってしまった。また、話のパターンがいつも似ているので少し飽きを感じた。
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やっと入手したと思った矢先、最終回のネタバレを知ってしまい、読む気力が尽きた。 いつか読む、かもしれない。
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『はだかの探偵』 https://booklog.jp/item/1/457550341X の辻真先さんが参考にされているだろうと紹介されていた本 はだかの探偵⇔隅の老人 ♪ 4/27 から読書開始 ハードカバーp547 2段組 頑張るぞっ!!(笑)→頑張った(笑) 単行本に...
『はだかの探偵』 https://booklog.jp/item/1/457550341X の辻真先さんが参考にされているだろうと紹介されていた本 はだかの探偵⇔隅の老人 ♪ 4/27 から読書開始 ハードカバーp547 2段組 頑張るぞっ!!(笑)→頑張った(笑) 単行本に収録されなかった「グラスゴーの謎」と未訳作品がほとんどだった第三編を全訳した完全版 第一短編集『隅の老人』十四編 「グラスゴーの謎」含む 第二短編集『ミス・エリオット事件』十二編 第三短編集『解かれた結び目』十三編 一遍 約p15 「グラスゴーの謎」が収録されなかったのは、舞台のスコットランドには検死審問が無いのに、知らずに書いてしまい、猛抗議を受けたためだそうです。 未解決の犯罪の解説と真犯人の解明を 美しい紐を鉤爪のような爪で結び目を作りながら、 老いぼれ案山子(隅の老人)が A・B・C喫茶店の隅の席で ロイヤル・マガジン(掲載されていた雑誌)の婦人記者に語って聞かせ、婦人記者は読者に伝える 体で書かれている 第二篇では作中(ここでご自分で事件を解明してごらんなさい──編集部)ということばが入り面白かった♪ 自分なりに考えながら読んで あーなんとなく当たってた!とか嘘っ!!この人?!とか 未解決にする変装のやり方とか、とても楽しめました 沢山読んだー(笑) 私的には被ってるなと感じた話しは1~2話だけだったので最後まで面白かった^^* ミステリー堪能したぁ↑↑↑↑ 『隅の老人』編の各お話しのタイトルの挿画がロートレックのポスター画みたいでカッコイイ!! 6話目「パーシー街の怪死」の犯人って・・・もしかして・・・えっ?!( ̄艸 ̄;)どうなんだろう??? と思いつつ 事件はまだまだあるのね・・・(4/28 p95まで読了) 作者は女性だとは思わなかった^^; バロネス・オルツィ(1865-1947) 本名:エマ・マグダレーナ・ロザリア・マリア・ジョセファ・バーバラ・オルツィ女男爵 ハンガリー生れ 『隅の老人』シリーズ のちに主人公の老人は「シャーロック・ホームズのライバルたち」のひとりに数えられ、「安楽椅子探偵」の嚆矢(コウシ:物事のはじまり)ともされる
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隅の老人の完全版。読み応えがあった。終盤になると前の話と似通っているなと感じる話もあったが、100年前に書かれたことを考えるとすばらしい。
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シャーロック・ホームズが活躍した当時、その人気にあやかろうとイギリスの雑誌は、後に「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」と呼ばれるシリーズを次々に刊行しており、その中の代表ともいえるのが「隅の老人」である。 「隅の老人」の邦訳はこれまで、日本での独自編纂によるものしかなく、系...
シャーロック・ホームズが活躍した当時、その人気にあやかろうとイギリスの雑誌は、後に「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」と呼ばれるシリーズを次々に刊行しており、その中の代表ともいえるのが「隅の老人」である。 「隅の老人」の邦訳はこれまで、日本での独自編纂によるものしかなく、系統だって全訳されたものがなかった。 この「隅の老人 完全版」は、イギリスでの単行本収録全作品、および単行本に収録されなかった「グラスゴーの謎」をも収録した、まさに完全版という名にふさわしい一冊である。
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『シャーロック・ホームズのライバル』として有名な『隅の老人』シリーズ。原書3冊を1冊に纏め、更に初出時の挿絵も収録した豪華版全集。 『安楽椅子探偵』と呼ばれるシリーズなのだが、隅の老人はなかなかアクティブで、自分で現地に赴いて調査している。また、何なら自分でも犯罪に手を染めている...
『シャーロック・ホームズのライバル』として有名な『隅の老人』シリーズ。原書3冊を1冊に纏め、更に初出時の挿絵も収録した豪華版全集。 『安楽椅子探偵』と呼ばれるシリーズなのだが、隅の老人はなかなかアクティブで、自分で現地に赴いて調査している。また、何なら自分でも犯罪に手を染めている気配もあり、かなりミステリアスな人物造形となっている。 この老人と婦人記者との会話で事件が解決されて行くのだが、胡散臭い外国人貴族や遺産を巡る争い、結婚詐欺など、割と同じようなモチーフが登場する。解説に詳しい説明があるが、この解説もかなり読み応えがあり、著者の生い立ちから邦訳事情まで、一連の流れがよく解る。 全て初出誌からの邦訳とあって、著者のミスがそのまま日本語になっているのが逆に面白い。
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隅の老人,思った以上にアクティブ.とは言え,自分の推理を固めるために証拠を探すということはしていないのでいわゆる安楽椅子探偵ではある.
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