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たのしい写真(3) の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2021/04/12

写真は絵画や彫刻と比べて誰でも写せてしまえる分評価が難しいと感じていたが、その考えが少し解きほぐされた。 「写真は社会の文脈の中でしか読めない」とあるように、良し悪しはコンテクストによって変わる。 著者自身、『たのしい写真』1作目より5年が経ち、生徒への批評が以前よりも硬直して...

写真は絵画や彫刻と比べて誰でも写せてしまえる分評価が難しいと感じていたが、その考えが少し解きほぐされた。 「写真は社会の文脈の中でしか読めない」とあるように、良し悪しはコンテクストによって変わる。 著者自身、『たのしい写真』1作目より5年が経ち、生徒への批評が以前よりも硬直しているような印象を受けた。間にはスマートフォンの普及や震災があり、この先写真について語ることは余計に複雑になりそう。

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2019/01/12

Jimdo 「はじめてWEBキャンペーンページ」 でプレゼントされた本。 キャンペーンには応募せず、図書館で借りて読みます。 ほとんどの写真は小さく、モノクロ。 なんか読みたい気分になれず ちらっとみて返却しました。 2017/10/29  予約 11/16 借りる。12/1...

Jimdo 「はじめてWEBキャンペーンページ」 でプレゼントされた本。 キャンペーンには応募せず、図書館で借りて読みます。 ほとんどの写真は小さく、モノクロ。 なんか読みたい気分になれず ちらっとみて返却しました。 2017/10/29  予約 11/16 借りる。12/19 読み始める。12/20 ほとんど読まずに返却。

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2017/01/07

写真を撮る時はイキらず。 撮ることとは見ること振り返ること。 自分を過信せず客観性を持つこと。 これが肝心だと教えられたような気がします。

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2015/08/10

簡単な言葉で綴られた、高度で深い写真の話。糸井重里のような文体で非常に読みやすいが、語られる内容は失礼ながら意外と難解。なんとなくわかった気になるのだが、読み進めていくと"そんな軽い話じゃないよ"と言われているかのようで、自分もワークショップの課題に取り組みた...

簡単な言葉で綴られた、高度で深い写真の話。糸井重里のような文体で非常に読みやすいが、語られる内容は失礼ながら意外と難解。なんとなくわかった気になるのだが、読み進めていくと"そんな軽い話じゃないよ"と言われているかのようで、自分もワークショップの課題に取り組みたくなってしまった。なお、私には珍しく、久しぶりに購入した翌日に読了。

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2014/05/04

ホンマタカシ氏のワークショップをまとめた一冊。第一章のダイアン・アーバスと第五章の諏訪敦彦氏との対談が興味深かったです。

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2014/03/16

①ブレッソン 決定的瞬間 事件や事故などが起きた瞬間という意味ではなく、目に映る情景の偶然の一瞬の中に、自分なりに面白いと思える「釣り合い」や「構成」や「構図」をいかに取り込むか ウィリアム・クライン アレブレの巨匠 森山大道、中平卓馬 ロバート・フランク リー・フリードラ...

①ブレッソン 決定的瞬間 事件や事故などが起きた瞬間という意味ではなく、目に映る情景の偶然の一瞬の中に、自分なりに面白いと思える「釣り合い」や「構成」や「構図」をいかに取り込むか ウィリアム・クライン アレブレの巨匠 森山大道、中平卓馬 ロバート・フランク リー・フリードランダー 遮蔽と反射 フィリップ・ロルカ=デコルシア ②エグルストン ニューカラー "等価値"という考え方 中心を持たない Spontaneity(自主性)=プンクトゥム(punctum) 環境には、作者がコントロールできない要素(情報)があって、それを写し込んでしまうのが映像の本質である 長い時間⇔決定的瞬間 空間の捉え方 単なる広がりだけでなく、広がりの中に配置された<物と物>あるいは<人と物>の間にも情報があり、ニューカラーの撮り手はそれらの変化していく情報を時間をかけて探していくことになる アンチクライマックス=些細なものに価値を与える ③ロバート・アダムズ ニュートポグラフィクス 地勢学、地形学 ルイス・ボルツ ポストモダンへの流れ ①ストレートからセットアップへ ②大きな物語から小さな物語へ ③美術への接近あるいは美術からの接近 ④境界の曖昧さ ダグ・リカルド A new American Picture Google Street Viewを作品にする

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2014/03/03

ホンマタカシさんの楽しい写真シリーズの三冊目。 今回はワークショップ編ということで、 論述的なものではなく、 ある事柄に対してどんなアプローチがあるかということの紹介になっている。 ホンマさんのワークショップを第三者として見ているかのような本。 今回読んでみて気になったポイント...

ホンマタカシさんの楽しい写真シリーズの三冊目。 今回はワークショップ編ということで、 論述的なものではなく、 ある事柄に対してどんなアプローチがあるかということの紹介になっている。 ホンマさんのワークショップを第三者として見ているかのような本。 今回読んでみて気になったポイントはふたつ。 ひとつめは「写真の自生性」について。 写真にはどんなにコントロールしても 撮影者の意図しないものが写り込む性質がある。 抗うことができないその写真の自生性とどう向き合うかが 写真をやっている者にとって大切なのではないかと思った。 もうひとつは「写真家にとっての撮るという行為」について。 今の時代、写真は誰でもキレイに撮ることができる。 だからキレイに撮れるということはさほど重要ではなくなってきている。 写真をやるというと撮影することを重視しがちだが、 むしろ撮影以外の部分にこそより重視すべき点があることを教えてくれた。 それこそ自分では撮る必要がないということもありだという。 ホンマさんの本は折にふれて読み返すと新しい発見がある。 この本もまた読み返すことになるだろう。

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