善の研究(文庫版) の商品レビュー
高校倫理の授業でビビっときた西田幾多郎さん。 結局、何も読まずに大学卒業してしまったな…。 自己と自然(世界)との合一を目指していないと、生ける屍になる過程がよくわかった。 タイムスリップエンタメものにもなってて面白かった。
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善の研究についてわかりやすく書かれたものを期待していたんだけど、肝心の西田先生は怒ってばかりで、本人の思想はよくわからなかった。
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「難解な哲学だ」と、梅原猛本でも言われていたが、漫画で読んでもその印象は同じだったが、西田さんがこれを執筆するその心意気に打たれた。 自分と同じものしか相手にしない西洋世界と対等になって交流していくため、日本はやっきになって西洋化してきたが、西洋思想の一面性の危険に気づいた。西洋...
「難解な哲学だ」と、梅原猛本でも言われていたが、漫画で読んでもその印象は同じだったが、西田さんがこれを執筆するその心意気に打たれた。 自分と同じものしか相手にしない西洋世界と対等になって交流していくため、日本はやっきになって西洋化してきたが、西洋思想の一面性の危険に気づいた。西洋思想がそうしているように、多面的東洋思想も具体的な言葉にして形を与え、西洋世界側からも見えるようにしようとした努力の結晶だった。 西田先生が2014年の現代にタイムスリップする設定が面白かった。2021年からみたら、2014年もキラキラした昔に見える。
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2020.34 日本で初めて東洋哲学の体系化に挑んだ方が、西田さんだと理解しただけでも、学び深かった
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まんがで読破を読破するシリーズ。 哲学書をどうやってまんがにするんだろうと思ったら、まさかの現代にタイムスリップ。 哲学というか、宗教というか。 果たして、真に自由な自己となれるのか。
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読了。30分でわかるとあった。いろいろな不安があるので、つい手に取って読んでみた。今の悩み事が、これで解決できるわけではないが、小さい事で悩んでるように思えた。まんがで描くのが、凄いと思った。
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日本において哲学というと、どうしても西洋哲学の輸入ばかりになってしまいますが、京都学派の創始者である西田幾多郎は稀代の名著『善の研究』において西洋哲学と東洋思想を融合した上で、日本独自の哲学を表現しようとしました。 読む前は、この哲学書をどうまんが化するの??でしたが、西田哲学の...
日本において哲学というと、どうしても西洋哲学の輸入ばかりになってしまいますが、京都学派の創始者である西田幾多郎は稀代の名著『善の研究』において西洋哲学と東洋思想を融合した上で、日本独自の哲学を表現しようとしました。 読む前は、この哲学書をどうまんが化するの??でしたが、西田哲学の思想はエッセンスの部分の紹介に留まり、もし西田幾多郎が現代にタイムスリップしたら現代社会へどういった眼差しを向けるのか、という物語としての面白さに焦点があたっています。 西田哲学を学ぶための本というよりも、西田哲学に興味を持ってもらうためのイントロダクションとして読むといいと思います。
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