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日本の新宗教 の商品レビュー

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2017/02/15

日本の新興宗教を、教団の立場から、教祖の生い立ちや考え方を分かりやすく解説している。悪口は書いてない。▼教祖は、神の降臨・啓示、霊的覚醒、仏教や神道が本来の役割を放棄しているのを見て立ち上がる、などにより誕生。世のため人のため尽力して、人々の信任を厚くしてゆくのがおおよその流れ。...

日本の新興宗教を、教団の立場から、教祖の生い立ちや考え方を分かりやすく解説している。悪口は書いてない。▼教祖は、神の降臨・啓示、霊的覚醒、仏教や神道が本来の役割を放棄しているのを見て立ち上がる、などにより誕生。世のため人のため尽力して、人々の信任を厚くしてゆくのがおおよその流れ。救いや愛の宗教活動だけでなく、文化・教育・芸術・スポーツ・災害支援・貧困支援・政治活動等でも貢献し、各種の賞や栄誉を得ている。▼本書を読むと誰が入信してもおかしくないと感じる。しかし新興宗教の信者のブログを読むと、会員費、動員、掃除、立て替え(多額)、供養の強制、因果応報を根拠とした仲間からの脅迫・叱責、等で悩み、退会したがっているいる信者もいるのも実態のようだ。▼支えを求める人たちにとって、新興宗教が生きがいになっているのも事実。一人でも多くの信者を増やそうする新興宗教からの叱責と脅迫から逃れたいと願う人がいるのも事実。そして新興宗教の数はやたらと多いし、信者の数も多い。▼経典は口語体で分かりやすくしているようだが、経典だけでは説得力に欠けるように思える。入信するのは出会いと環境の寄与が大きいと思う。

Posted byブクログ