鑑定士田中大・檀ふみの書画の世界 の商品レビュー
テレビ番組『なんでも鑑定団』で日本画の鑑定士をしている田中大氏と、檀ふみによる対談形式をとった日本美術の書画についての解説本。 方や日本美術商であるプロで、もう一方は文化人なので、対談形式とは言っても対等ではなく、書画の良さや、見て楽しむポイントを素人に解りやすく解説している。ほ...
テレビ番組『なんでも鑑定団』で日本画の鑑定士をしている田中大氏と、檀ふみによる対談形式をとった日本美術の書画についての解説本。 方や日本美術商であるプロで、もう一方は文化人なので、対談形式とは言っても対等ではなく、書画の良さや、見て楽しむポイントを素人に解りやすく解説している。ほぼ各ページに図案が掲載され、関連する画人や時代背景のキーワードの脚注も豊富。 取り上げられている作品は、ほとんどが個人蔵なので、初めて観るものが多い。おそらく思文閣で田中大氏が商品として取り扱った作品なのか。本書は学芸や学者による研究書でなく、あくまで商売人による商品のセールストークという面もあるのだろう。
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水墨画の背景知識が欲しくて市立図書館で借りた。 自分の好みの傾向がどんなものか少しわかった気がする。田中さん一押しの井上有一の書は好きになれない。川合玉堂の「時雨」は好きだな。写生をきっちり修めた人だというのも頷ける。文人画が何なのかもよくわからなかったが、浦上玉堂は好きかもしれ...
水墨画の背景知識が欲しくて市立図書館で借りた。 自分の好みの傾向がどんなものか少しわかった気がする。田中さん一押しの井上有一の書は好きになれない。川合玉堂の「時雨」は好きだな。写生をきっちり修めた人だというのも頷ける。文人画が何なのかもよくわからなかったが、浦上玉堂は好きかもしれない。にしても、お二人の会話に全然ついていけない自分の教養のなさが情けない。 掛け軸はリビングに飾るのもありだそうだ。いつも眺めていたいような書画、いつか自分でかけるといいな。
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