アナキズム・イン・ザUK の商品レビュー
イギリス事情に詳しくないとわからない部分もあるが、異国で働き、生活する移民としての視点の鋭さと文章の切れ味が素晴らしい。
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音楽や映画のことを交えながら、イギリスのストリートから発せられるイギリスの現状や政治について。 ピストルズ、ストーンローゼズ、oasisを始め、UKのバンドが好きで良く聞いてますが、こういうイギリスの現状を知らないと全然理解出来ないものです。 アンダークラスを中心に酷い状況ですが...
音楽や映画のことを交えながら、イギリスのストリートから発せられるイギリスの現状や政治について。 ピストルズ、ストーンローゼズ、oasisを始め、UKのバンドが好きで良く聞いてますが、こういうイギリスの現状を知らないと全然理解出来ないものです。 アンダークラスを中心に酷い状況ですが、日本も同じような道を歩み始めてますね。 時折引用されるジョンライドンの発言がすごくまっとうなことを言っていて、ボウリングフォーコロンバインのマリリンマンソンの時もそう思いましたが、ああいう人たちが冷静で一番まともだっていうのが大変面白い。
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何度も笑い、泣いてしまった。ブログの記事やele-kingでの連載コラムをまとめたこのエッセイ集は、英国の労働者階級より更に下、アンダークラスの生活とその子供たちのリアルな現状を、明晰な知性と鮮やかなユーモアによって綴っていく。政治と生活と音楽カルチャーが結び付くどん詰りな社会で...
何度も笑い、泣いてしまった。ブログの記事やele-kingでの連載コラムをまとめたこのエッセイ集は、英国の労働者階級より更に下、アンダークラスの生活とその子供たちのリアルな現状を、明晰な知性と鮮やかなユーモアによって綴っていく。政治と生活と音楽カルチャーが結び付くどん詰りな社会で、最低の日々に押し潰されられないための支えとなるタフで、ラフな言葉が次々と飛び出てくる。胸を締め付けてくる。Life is a piece of shit、その通り、人生なんて一片の糞みたいなもの。そこから始まるんだ。続けるんだ。
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スコットランド独立選挙騒動の際に、ブレイディさんのコラムに触れました。面白くて力のある文章を書く人だなあと思ったので、そのままエッセイ集を購入。 五輪以来、近代都市、クールなロンドンという評判が私の周りではよく聞かれます。だが、光ある限り闇もまたある。『狼たちの処刑台』『アタック...
スコットランド独立選挙騒動の際に、ブレイディさんのコラムに触れました。面白くて力のある文章を書く人だなあと思ったので、そのままエッセイ集を購入。 五輪以来、近代都市、クールなロンドンという評判が私の周りではよく聞かれます。だが、光ある限り闇もまたある。『狼たちの処刑台』『アタック・ザ・ブロック』など、イングランドの映画で貧困が描かれる場合は妙な凄みを感じることがあります。 多様性の重視を謳う街、ブライトンにて、底辺所得者のための託児所で働いたり、教育ボランティア活動を行ったりするのが筆者の日常です。 ライフスタイルとしてのアナキズムを全うするおじさん、算数ができない大人、低年齢でもどんどん子供を産む子供達、子供を政府から取り上げられられないために逃げる親、破壊と暴力衝動がむき出しの野性味あふれる幼児たち。彼らと身近に暮らしている経験がまとめられているので、非常に迫力がありました。
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そうそう、こういうアナーキーでアイロニカルなイギリスの実態を書いた本を読みたかったの!面白かったー!!
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映画や音楽でも知っていたアナキーなUKと、先日旅行でも訪れたキラキラしたロンドンのギャップが、ちょっと埋まった。でも、日本で暮らす人としては、日本も変わったという後書きが一番ずしりと来たかも。
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大半がブログやネットメディアへの寄稿の再収録で、書き下ろしが何本か。ブログの記事は全部読んでるから、この本単体ではちょっと評価が下がる。収録されてない大好きな記事もいくつかあるし。 ところで愛着理論どうなったんだろ。
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