逆説の世界史(1) の商品レビュー
教養の為読ませて頂きました。 世界を相手に戦うビジネスマンにとってはこういう世界史の知識は必修です。 かなりわかりやすく、現代にもつながる文化的背景を学ぶことができました。
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そもそも人間の余裕とは、「食うに困らない」ということが根本 この現世における永遠の誓が不可能ならば、人間が期待するのは来栖である 「衣食足りて礼節を知る」 言霊が支配する世界では、王者の名は秘密にされる 日本では特に女性の名前が秘密とされた。女性を保護しようとする意識が強かっただ...
そもそも人間の余裕とは、「食うに困らない」ということが根本 この現世における永遠の誓が不可能ならば、人間が期待するのは来栖である 「衣食足りて礼節を知る」 言霊が支配する世界では、王者の名は秘密にされる 日本では特に女性の名前が秘密とされた。女性を保護しようとする意識が強かっただろう 現代の中国人の生き方に強い影響を与えているのは「ファミリーの偏重」、逆に言えば「公の不在」というべきものである 一般に朱子学に深く影響された人々は、自国の恥と考えられる部分は極力隠そうとする 日本では一切布教を行わないと誓約したオランダだけ貿易を続けることにしたのである 国民の不満が共産党に向かってこないよう、日本という国を悪玉に仕立て上げるという方法を選んだのだ
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毎回々々、著者の書く学者批判(?)と言うか、歴史学者でない著者が歴史について書いていることへの言い訳が、いい加減しつこく感じる。そういう無駄な記述で、全体のページ数を稼いでいるとも言える。歴史の流れにこだわっているかのような記述があるのに、説明が飛んだりするのはもったいない感じ。...
毎回々々、著者の書く学者批判(?)と言うか、歴史学者でない著者が歴史について書いていることへの言い訳が、いい加減しつこく感じる。そういう無駄な記述で、全体のページ数を稼いでいるとも言える。歴史の流れにこだわっているかのような記述があるのに、説明が飛んだりするのはもったいない感じ。著者の日本史に関する他書に書かれている内容が多く、なぜあえて世界史を語るのかがどうしても分からないまま。結局、世界史の中の日本史になってしまうのかもしれない。
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視点の提案として面白く読んだ。ただまるでテレビのCM明けみたいに要点のおさらいが何度も何度も入るのはもうちょっとなんとかならなかったのかと思った。
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Yさんが、 中国において士農工商という身分制度の下、 商業が賤業とされていたことが、 現在の企業倫理のなさの原因だと書いてあると 言っていたので。 その説明については、 商業、小売業、製造業をごっちゃにして、 士農工商制度のせいにしており、納得できるものではなかった。 他にも...
Yさんが、 中国において士農工商という身分制度の下、 商業が賤業とされていたことが、 現在の企業倫理のなさの原因だと書いてあると 言っていたので。 その説明については、 商業、小売業、製造業をごっちゃにして、 士農工商制度のせいにしており、納得できるものではなかった。 他にもいろいろ疑問があった。 「龍」がいろいろな動物の要素を寄せ集めているのは、各民族(文化的集合体?)の神様だった動物を集めたからであって各民族が平和的に融合した証で、 鳳はシンプルなデザインだから、ある民族が他の民族を支配的に融合した証と書いてあったが、 鳳はいろいろな動物の要素を集めている姿、ということになっているはず。 言霊信仰と本名を隠す文化もはっきりと書かれていないので、 読み手によっては混同されるだろう。 (ピラミッド建設の技術が伝わっていないのが言霊信仰のためと結論付けられているのも、どうかと思うが) 中国の世界観には来世がない、と書いてあるが、 祖先崇拝については述べられていないと、 とにかく全般的に、 文化的、民俗学的観点での説明があいまいだったり、不足している。 ただ、中国では悪人は死んでも悪人で、遺体を辱めたり、墓を壊したりする習慣があり、 死ねば善人悪人の区別がなくなる日本とは違っているため、 靖国神社参拝問題につながるとの指摘は、 一理あると思えた。
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エジプト編で神々の指紋が出てきたのには驚いたが全て踏まえたうえでの推論。太陽の舟から導き出される解には納得できる。 中国編では近現代も出てくるが儒学と絡めての説明は面白い。
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ついに世界史にも手を出してしまいましたか。長い道のりになりそうですが完結できるのでしょうか? 井沢氏の主義主張は説得力があり、唸らされるものが多い。 只、エジプト編は馴染みが無さすぎてあまり楽しめなかった。人名も地名もワケワカラン。世界史で暗記に苦労した高校時代を思い出した。 ...
ついに世界史にも手を出してしまいましたか。長い道のりになりそうですが完結できるのでしょうか? 井沢氏の主義主張は説得力があり、唸らされるものが多い。 只、エジプト編は馴染みが無さすぎてあまり楽しめなかった。人名も地名もワケワカラン。世界史で暗記に苦労した高校時代を思い出した。 中国編は、現代の日中関係を踏まえて書かれていて、とても興味深く読めた。やはり、中国の歴史、民族性を理解しないと日中関係は読み解けないのだなと再認識。
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古代エジプトから始まった新シリーズ。次に中国に飛ぶと、忽ち現代中国への批判に展開していく。日本史と少し勝手が違うような気がする。それでも、新シリーズが続くと思うと、楽しみである。
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「逆説」の新シリーズ。 今回は、逆説というよりそもそも説が確定しきってない時代の検証も含まれていたが、相変わらず着眼点が面白い。 エジプト中国がテーマだったが、中国の方がより深く面白かったといえる。
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エジプト文明がなぜ滅びたのかの視点よりも、なぜ構成にピラミッド製作などの高度な技術が伝わらなかったのかという視点が面白かった。 中国は昔から、変わらないですね。困ったもんです。
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