もののけ物語 の商品レビュー
「この世ならざるものたち」に対する著者の距離感(害がないなら放っておく、悪さをしようとしたらきっぱりはねのける)がとてもよかった。 この世には人間だけが暮らしているわけではないし、すべてを明らかにしない方が楽しく生きられるのかもしれないなあと思った。
Posted by
視える人には視える。 物に取り憑いたもの、部屋にいるもの。 そんな見えない「もの」との日々を赤裸々に綴った驚異と笑いのエッセイ。 中でも面白いのが「怪談徒然日記」。ンな事起こるかよ……と思いながらもつい後ろを振り向きたくなったのはここだけの話である。
Posted by
すでに何度か読んでいるけど、やっぱり好きな本。 もののけの物語・・・人形やお酒器など人以外の物で起こる不思議な話。表紙の招き猫さんも作中で加門さんに修復をお願いした猫さん。 怪談徒然日記・・・加門さんの日常で起こる不思議というか怖い話。でも加門さんが書くと怖さ半減(笑)。だって、...
すでに何度か読んでいるけど、やっぱり好きな本。 もののけの物語・・・人形やお酒器など人以外の物で起こる不思議な話。表紙の招き猫さんも作中で加門さんに修復をお願いした猫さん。 怪談徒然日記・・・加門さんの日常で起こる不思議というか怖い話。でも加門さんが書くと怖さ半減(笑)。だって、座布団に現れた男の首をとうっ!て蹴っちゃうんだもん(笑)。またある時は「助けてください」って男の声に「嫌です」って言っちゃうし(笑)怪談読んでるのに毎回吹き出す。 ほんとだよ・・・加門さん曰く「怪談馬鹿話」だそうです。充分怖いんだけど、結局説明のつかない不思議な話。特に好きなのは加門さんのお友達のTさんの話。旧家で感じる気配。こんな家には私は住めない。 加門さんの建物にまつわる話も怖かったな~。また読みたくなったな。
Posted by
霊感強し作家、加門七海さんの不可思議体験を集めた物語。 加門さんの講演を一度聞いたことがありますが、なんというか、『この人は絶対視える人だな』と感じる人でした。 不思議系の話かほとんどなので、怖くはありません。 ただ、作中に挟んである「怪談徒然日記」は日々の(!)リアルな霊体験が...
霊感強し作家、加門七海さんの不可思議体験を集めた物語。 加門さんの講演を一度聞いたことがありますが、なんというか、『この人は絶対視える人だな』と感じる人でした。 不思議系の話かほとんどなので、怖くはありません。 ただ、作中に挟んである「怪談徒然日記」は日々の(!)リアルな霊体験が綴られているのでわりと怖いです。数ページで挫折しました…。 私自身には霊感は全く無い(と信じている)ので、良かったです…。
Posted by
書き方を変えればたいそう恐ろしい怪談集になるところを、日常の一コマとしてむしろ楽しげに書いている加門さん。怪談徒然日記なんて霊的なものに対し、虫か小動物のような扱いをしてる気がする。怖い…。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者の加門七海さんがあとがきで、「この本は日記のようなもの」と書かれているが、視える人の日常は、本当に凄いと思いました。おどろおどろしい話ではなく、不可思議な話が中心に収録されているので、怖いものが苦手な人でも全然読める本ではないかと。
Posted by
全てではないけれど、古いものって持ち主を選んだり主張したりするんですねぇ。 私は骨董やアンティークに興味はないんですが、もし何かの流れで手にすることがあったら気をつけようと思いました(良いものばかりじゃないから)。 第2章の『怪談徒然日記』では、「幽霊が見えている人の日常ってこ...
全てではないけれど、古いものって持ち主を選んだり主張したりするんですねぇ。 私は骨董やアンティークに興味はないんですが、もし何かの流れで手にすることがあったら気をつけようと思いました(良いものばかりじゃないから)。 第2章の『怪談徒然日記』では、「幽霊が見えている人の日常ってこんな感じなんだー」と驚きました。某月某日、と書かれているため間隔はわかりませんが、「毎日のように(怪に)遭遇してるんじゃないのこれ?」と思う量。 加門さんは慣れたもので、失礼な霊には怒るレベルに達しているようですが、普通の人だったら相当怖ろしいと思います。 私、零感で良かった・・・。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。私には、不思議な力はないけど、よくよく読み返したら怖いやーんってことも(笑)ちょっと、自分も羨ましいなぁと思う反面、やっぱりこの力と一生付き合うのは嫌やなとか。 物が自分をよぶみたいなのも、本当にあるのかな。んーーー、まだ私は経験したことないなぁ。勝手にこれは今買うべきやろとか言い聞かせる事はあるけどねー。
Posted by
不思議な雰囲気のエッセイでした。 私自身はこういった「見えないモノ」を見たことはないのですが、こういう不思議な事が本当にあるなら素敵だなあ、とうっとりしながら読みました。 けど、物が持ち主を選ぶ、人を呼ぶというのはちょっと共感。 私の場合、道具ではなく本ですが、正に「出会った」...
不思議な雰囲気のエッセイでした。 私自身はこういった「見えないモノ」を見たことはないのですが、こういう不思議な事が本当にあるなら素敵だなあ、とうっとりしながら読みました。 けど、物が持ち主を選ぶ、人を呼ぶというのはちょっと共感。 私の場合、道具ではなく本ですが、正に「出会った」「呼ばれた」と言えるような本が幾冊か手元にありますし。
Posted by
怪談エッセイ。 大江戸魔方陣とか東京魔方陣とかおもしろかったなぁと、懐かしく思って久々にこの方の本を手に取り。 なかなかすごい人生を送られているなぁと…。 垣間見てみたい気はします。 いつもああいう状態に置かれるのは…、うーん、慣れたらいける気はしなくもないかも。
Posted by
- 1
- 2