サテライト三国志(上) の商品レビュー
三国志の登場人物における脇役にスポットを当てた列伝的小説。張角から司馬炎まで時系列的に描かれているので読むと三国志の話の流れが何となく分かる。 本書に出てくる孫堅、孫策、周瑜、魯粛といった面々は呉の歴史でいえば主役クラスだがお話の三国志となると脇役になるのは悲しいところである。董...
三国志の登場人物における脇役にスポットを当てた列伝的小説。張角から司馬炎まで時系列的に描かれているので読むと三国志の話の流れが何となく分かる。 本書に出てくる孫堅、孫策、周瑜、魯粛といった面々は呉の歴史でいえば主役クラスだがお話の三国志となると脇役になるのは悲しいところである。董卓や呂布は作品中では悪党扱いだが本書では違った視点で良かった。袁紹、袁術クラスでなく何進や陶謙といった太守だけでなく劉虞まで人選に入っているのは渋い。
Posted by
私のとっての三国志は、 横山光輝の三国志が40%、 蒼天航路が60%と言う配分です。 (いずれも漫画 笑) 横山光輝のほうは三国志演義が題材なので、劉備と孔明への賛美が色濃く出ておりあまり好きになれませんでした。特に後半の孔明賛美は、ちょっとねぇ、、、どんだけやねんと。 蒼天...
私のとっての三国志は、 横山光輝の三国志が40%、 蒼天航路が60%と言う配分です。 (いずれも漫画 笑) 横山光輝のほうは三国志演義が題材なので、劉備と孔明への賛美が色濃く出ておりあまり好きになれませんでした。特に後半の孔明賛美は、ちょっとねぇ、、、どんだけやねんと。 蒼天航路は、主に正史をもとに新しい発想で描かれており、曹操を主人公としながらも、各キャラが生き生きと描かれていて楽しく読ませてもらいました。(原作者が途中で亡くなられたせいか、編集者が変わったせいか、官渡の戦い以降のエピソードがちょっとアレでしたが、、、) で、やっとこの本について、蒼天航路の内容とキャラクターの絵柄を思い起こしながら読んでいき、あー、このエピソード蒼天航路にあったわとか、へーこういう書かれ方もするんだとか、いい意味で刺激を受けました。 鄒娜、いわゆる鄒氏のパートは、ちょっと恋愛小説っぽい書き方なのが良かったです♡ 下巻を読むかは微妙ですが、三国志好きの方にはオススメです!
Posted by
三国志の主人公キャラといえば、劉備、曹操、孫権、呂布、諸葛亮、関羽…。こうした語り尽くされたメインキャラではなく、彼らの周囲で一瞬の輝きを見せて、すぐに消え去る脇役キャラにスポットをあてた、コアなファンに贈る三国志列伝。あまりのマニアックな人選に、苦言を呈するライト三国志ファンが...
三国志の主人公キャラといえば、劉備、曹操、孫権、呂布、諸葛亮、関羽…。こうした語り尽くされたメインキャラではなく、彼らの周囲で一瞬の輝きを見せて、すぐに消え去る脇役キャラにスポットをあてた、コアなファンに贈る三国志列伝。あまりのマニアックな人選に、苦言を呈するライト三国志ファンがいないことを祈る。 これから読まれる方には余計なアドバイスかもしれないけど、とりあえず上巻だけを購入して、読み続けることができるか、判断した方がいい。 上巻では黄巾の乱の首謀者、張角にはじまり、赤壁の戦いに関わった者までを取り上げる。意外に女性キャラが多い。その中でも司馬遷の女性版ともいえる歴史書編纂家、蔡エンの数奇な一生は血なまぐさい三国志世界で一息つけるストーリーだ。
Posted by
魏呉蜀三国を廻るサテライト? 人物を中心にしての実話っぽくなっているが、話としては構成が? ある程度三国志の流れが分かってないと? 裏ネタ本も結構出ているので新しさもない!
Posted by
- 1