小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム の商品レビュー
渥美清さんも森繁久彌さんも他の人の舞台を頻繁に観に行っていたらしいです。やっぱり、ある意味オタク的要素は大事だと思いました。
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図書館で読む。非常に興味深い対談でした。萩本さんが話手ではなく、小林さんが話手です。それが意外でした。
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- ネタバレ
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2014/05/13:読了 ★10個くらいあげても良い。 昭和の喜劇人を、小林さんの知識と、欽ちゃんの視線のフィルターを通して、会話の中にまとめ込んでいる。 欽ちゃんが、小林さんたちが「九ちゃん」の打ち合わせをしていたフェアモントホテルを訪問したり、 近所に住んでいたタモリが、欽ちゃんとパジャマ党がネタを練っていた欽ちゃんのうちを突然訪れたり、 森繁さんが欽ちゃんに会う度に、金を残したろうと言われたり、 三木のり平の「源氏店」の草履のぼけなど 小林さんの「日本の喜劇人」にはない、欽ちゃんの目で見た風景が書かれていて、臨場感が半端ない本。
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高度経済成長時代。その時代を支えたといっても過言ではない、芸人というより喜劇人たちの表と裏がわかる貴重な1冊。小林さんと欽ちゃんの対話から、当時の生き生きとした彼らの姿が蘇る。クレイジーキャッツ、ドリフターズ、若き日のタモリや、俳優になる前の渥美清、もちろんコント55号などなど。
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中原弓彦名義の名著『日本の喜劇人』の最終章はコント55号で、最初の人気絶頂期の萩本欽一が突然著者の仕事場に現れ、著者をはじめとした脚本家たちにコントのアイディアを披露し、それが可笑しくてたまらなかったというエピソードが紹介されているが、本対談集は、このエピソードから始まり、『日本...
中原弓彦名義の名著『日本の喜劇人』の最終章はコント55号で、最初の人気絶頂期の萩本欽一が突然著者の仕事場に現れ、著者をはじめとした脚本家たちにコントのアイディアを披露し、それが可笑しくてたまらなかったというエピソードが紹介されているが、本対談集は、このエピソードから始まり、『日本の喜劇人』の中の浅草、新宿、丸の内で活躍した喜劇人を中心に辿りなおしていくような構成になっている。昔のコント、演劇、映画、脚本のしっかりしたバラエティ番組について語られており、最近はトークに頼ったバラエティが主流なのが少し寂しい。
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欽ちゃんが聞き手で小林信彦御大に喜劇人の話を聞くという体裁だが、是非御大が聞き手で欽ちゃんの演出術等を聞き出す続編を作って欲しい。二人が元気なうちに。
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小林信彦氏と萩本欽一氏の対談、というよりも年長者の小林氏に少し年下の萩本氏が笑いの歴史をレクチャーしてもらうといった感じの一冊。
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