暗い廊下とうしろの玄関 の商品レビュー
雑誌「幽」連載。 いろいろなテイストの怪談がある。 パーマンのトランシーバーから「恵は死にました」という母の声が聞こえた、という話がぞっとする。 が、後半に行くにつれ、怪談を純粋に楽しめなくなった作者の姿勢が打ち出されてくる。 そもそも人の死を題材にして勝手にお話を捏造して愉しむ...
雑誌「幽」連載。 いろいろなテイストの怪談がある。 パーマンのトランシーバーから「恵は死にました」という母の声が聞こえた、という話がぞっとする。 が、後半に行くにつれ、怪談を純粋に楽しめなくなった作者の姿勢が打ち出されてくる。 そもそも人の死を題材にして勝手にお話を捏造して愉しむのはどうか、という。 このあたりは押切先生の変化として非常に興味深いし、ストーリーのある創作物すべてに通じる本質的な話だと思う。
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怖いものにすぐビビる僕にはけっこう怖かったです。でも、なんかすごくいい感じの距離で書かれている感じがよかった。
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しっかりした怪談集であると同時に、押切先生、どうしちゃったの!? というドキュメンタリーでもある問題作。思い出したのは「霊を一切信じない怪談家」伊集院光氏だが、そこまで達観していないのが複雑だ。最後に特別対談でモヤモヤを整理して終わるのは好編集。
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押切蓮介の心霊・怪談への熱が冷めた理由が描いてある。 twitterで作者はギャグと言っていたが、笑える要素はあまり無い。
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