小津安二郎への旅 の商品レビュー
小津安二郎の映画「東京物語」のシーンをなぞっていく事から始まる本書。それはまるで映画を観ているような気になる。 もちろんずーっと映画の話ばかりではなく、本書は小津安二郎ゆかりの地を訪ねてその名残を求めるような作者の足取りがつづられる。 全体に静かだけれど、作者の小津安二郎への思い...
小津安二郎の映画「東京物語」のシーンをなぞっていく事から始まる本書。それはまるで映画を観ているような気になる。 もちろんずーっと映画の話ばかりではなく、本書は小津安二郎ゆかりの地を訪ねてその名残を求めるような作者の足取りがつづられる。 全体に静かだけれど、作者の小津安二郎への思いがつまった作品だ。 北鎌倉の円覚寺にある小津の墓には一度墓参りをしたことがあるのだが(シンガポール人の友人にそのありかを教えてもらった)、その同じ境内に木下恵介、田中絹代、佐田啓二の墓もあるとは知らなかった。
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オヅの魔法使い、映画監督の小津安二郎に所縁のある土地を旅した紀行に、簡単な評伝も絡めてコンパクトにまとまっている。 小津の生き様をある程度知った上で旅に出ているから、このようにしっかりとまとまった著作が出来上がるのだろう。 私の目標は、このような紀行+評伝スタイルの、木下恵介...
オヅの魔法使い、映画監督の小津安二郎に所縁のある土地を旅した紀行に、簡単な評伝も絡めてコンパクトにまとまっている。 小津の生き様をある程度知った上で旅に出ているから、このようにしっかりとまとまった著作が出来上がるのだろう。 私の目標は、このような紀行+評伝スタイルの、木下恵介版を文に著すことです。
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