1,800円以上の注文で送料無料

牛丼愛 の商品レビュー

3.7

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/09/13

3部構成からなる話。2話目はあまり牛丼でてこないけど。世の中には人の数だけ、立場や視点があって、それぞれドラマになっている。そんな当たり前のことに気づかせてくれた一冊。そして、やはり牛丼は食べたくなるのです。

Posted byブクログ

2024/08/20

小野寺さんの作品にしては、珍しく嫌な登場人物が多く、逆にそのダークさが新鮮でした。最後はほのぼのとした展開で良かったです。ちょっと牛丼が食べたくなりました。

Posted byブクログ

2024/04/06

久しぶりに当たりを引きました! ドラマ化してください。長さもちょうどいい感じだし! 嫌な感じとかいい感じとか、ドキドキとかハラハラとか丁度いいのよ! これはおすすめです!

Posted byブクログ

2023/11/07

牛丼屋で交差するそれぞれの人生。3話の連作短編。第1話は「ひと」「まち」を描いた小野寺さんとは思えないブラックテイスト。とても嫌な女が出てこちらまでイラッ、ムカッとしながら読みました。第2話は登場人物がバトンをつなぐように進み、第3話でそれらが繋がります。やはり最後は小野寺さんら...

牛丼屋で交差するそれぞれの人生。3話の連作短編。第1話は「ひと」「まち」を描いた小野寺さんとは思えないブラックテイスト。とても嫌な女が出てこちらまでイラッ、ムカッとしながら読みました。第2話は登場人物がバトンをつなぐように進み、第3話でそれらが繋がります。やはり最後は小野寺さんらしい人の温かみを感じられる結末でした。

Posted byブクログ

2023/09/24

■読んだ動機 この作者の小説が好きで、その中でもタイトルが気になり手に取った。 ■あらすじ 牛丼屋さんで働くパートの主婦の目線から始まり。 その主婦が嫌いにしている、ぽっちゃりした女子大学生の視点からも描かれ、 それらの人を巻き込んだ店長の視点で最後の小説は描かれる。 内容は、...

■読んだ動機 この作者の小説が好きで、その中でもタイトルが気になり手に取った。 ■あらすじ 牛丼屋さんで働くパートの主婦の目線から始まり。 その主婦が嫌いにしている、ぽっちゃりした女子大学生の視点からも描かれ、 それらの人を巻き込んだ店長の視点で最後の小説は描かれる。 内容は、牛丼屋さんのアルバイトの人たちで繰り広げられる人間関係が主軸にある。 ■感想 今までこの作者の小説では、「良い人」が描かれることが多かったが、最初のパートの主婦は、言葉遣いやモラルなどが悪いひとであり、新鮮に感じた。

Posted byブクログ

2023/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1話目、牛丼屋で働く人の群像。 ちょっと、いや結構ダーク。 2話目、リレー形式が面白い。 カタカナの名前が漢字になり、人物が浮かび上がりまた消えて行く、そんな一つの輪というタイトルどおり一つになるのだと思い読み進めると… 3話目、牛丼屋に戻る。 全てがつながり、エピソードに意味があったんだなーと感じつつ小野寺作品らしいラストを迎える。良い意味で想像と違うラストでよかった。 自分の中では好きな作品。

Posted byブクログ

2022/07/31

牛丼屋の従業員 既婚者子持ちの恵は若い従業員と不倫 不倫相手の数馬はロッカー 太めの体格の日和は学生だか仕事がよくできる 仕事に不器用な準一 要領のよいフリーターの周吾 店長の育男は恋人りょう子と結婚を考えている 他にも店に関わる登場人物達が絡み合い たくさんの物語が次々にうま...

牛丼屋の従業員 既婚者子持ちの恵は若い従業員と不倫 不倫相手の数馬はロッカー 太めの体格の日和は学生だか仕事がよくできる 仕事に不器用な準一 要領のよいフリーターの周吾 店長の育男は恋人りょう子と結婚を考えている 他にも店に関わる登場人物達が絡み合い たくさんの物語が次々にうまれる 最初はこの登場人物達なんか皆嫌だな と思うのだが だんだんと愛着が涌いてくるから不思議 人との繋がり方を描くのが凄い こう繋がっていたのか!!

Posted byブクログ

2023/12/19

 作者の初期作品で、牛丼屋チェーンのさるいち店舗に絡む人間模様を描いた群像劇。3話からなる。       * * * * *  (つまらない)人間の卑しく手前勝手な面をふんだんに盛り込み、読む側をイライラさせる筋立て。一時の山本甲士氏の作品よりもエグい煽り方でした。  デビュ...

 作者の初期作品で、牛丼屋チェーンのさるいち店舗に絡む人間模様を描いた群像劇。3話からなる。       * * * * *  (つまらない)人間の卑しく手前勝手な面をふんだんに盛り込み、読む側をイライラさせる筋立て。一時の山本甲士氏の作品よりもエグい煽り方でした。  デビュー当時は、こういう作品を書いていたのか。最近の作風に馴染んだ身にはいささか刺激が強かったです。  でも憎まれ役の登場人物までもできるだけ救おうとする小野寺作品のスタンスはこの時からあったとわかって、ちょっと嬉しかったりもしました。  現在の自分を、生活を含めてちゃんと大切にしようとする人だけが、少しずつでも幸せを積み立てていける。そんなメッセージ、受け取りました。

Posted byブクログ

2022/02/28

牛丼屋を中心に人間模様をうまくリンクさせた3つの短編集。バイトの人間模様からしてもロクでもない行動とすぐ人を小馬鹿にする主婦と、さらりとした処世術から狡猾に陥れるしっかり者のぽっちゃり日和ちゃんの対決構図の描き方は見事。 2話目からは別の話をバラまきながら、最後はうまくつながっ...

牛丼屋を中心に人間模様をうまくリンクさせた3つの短編集。バイトの人間模様からしてもロクでもない行動とすぐ人を小馬鹿にする主婦と、さらりとした処世術から狡猾に陥れるしっかり者のぽっちゃり日和ちゃんの対決構図の描き方は見事。 2話目からは別の話をバラまきながら、最後はうまくつながっていく。あれ?この人どこで出てきたっけ?と前の話を探しながら人間関係を確認するのも面白い。人の良い店長夫婦の明るい未来を思わせる終わり方も良し。続編を希望するところ。真っ直ぐな日和ちゃんや育男店長のような可愛いらしさが好きだな。

Posted byブクログ

2020/11/28

牛丼屋さんで働く人が交錯する連続短編集。人との繋がりが牛丼を通して愛に溢れていたのがとてもよかった。人は見た目じゃない。中身が重要なのだということをこれでもかというくらいにアピール。牛丼が無性に食べたくなったのは私だけ? ほんわかした気持ちで読み終えられたのは◎

Posted byブクログ