オセロ○● の商品レビュー

竹内雄紀(著者)

2020/07/31

中学生時代の自分と47歳の会社員の自分が何故か1日おきに入れ替わる不思議な現象。二つの時代を行き来しながら、その背景にある「14歳の時の思い出」が蘇ってくる…

「悠木まどかは神かもしれない」にも通じる、キャラ萌え系ライトノベルともまた違う、強いて言うなら「ティーン向け小説」寄りの軽妙なライトさや表現センスを感じる作者。ちょっとした叙述トリック的な部分、徐々に話の全貌が見えてきて読者を引きつけていく情報の出し方の構造、などが巧み。

基本的に登場人物が「イイ奴」過ぎる(イイ奴しか出て来なさ過ぎる)のと、結局、なんだか所々イイ感じにボカされて終わってしまった感があるのは、ティーン向けに夢があると言うべきか。

(「冴えない」とキャラ紹介されてる人がのっけから奥さんとイチャイチャする場面なり会社関係の美女に絡まれたりする場面をもって登場するのはなんだかあらすじ詐欺に遭ったような気分。苦笑)

2014/03/28

新人とは思えないほどの筆力だが、読者は好きか嫌いがハッキリ分かれそうなタイプかもと思った。私は後者である。裏表紙に「笑えて泣ける」と評判の(以下略)とあるが私はどちらも感じず。ちょっとゴチャゴチャしてる感が否めない。

2014/03/22

１４歳のパンクくんがまぶしい。まぶしくて泣きそうだ。
４７歳と１４歳が一日おきに入れ替わる。
１４歳の自分に今の自分が戻れるなら…どうするだろうなぁ。いや、それより１４歳の自分が今の自分になったら、どんな風に映るんだろうな。肯定してくれるだろうか、それともこんな未来はイヤだと思うのだろうか。

2014/02/13

14歳なんて誰もが妄想大魔王だったよな～
僕みたいなおっさんが読んでもちょっとグッとくる切ないお話でした…(T_ T )

2014/02/08

あっさり読める。
登場人物たちが少し素直すぎるような気もするけれど、「自分の気持ちをきちんと伝える」ことの大切さを教えてくれる。