出口の好きになる現代文 センター対策編 の商品レビュー
センター試験現代文の評論3問、小説3問をとりあげ、著者と猫のミシェルというキャラクターの対話形式で、読み方と解き方を説明しています。 これまで何冊か著者の本を読んできましたが、本文解説は比較的ていねいなのに対して、設問の解説、とくにマーク式問題の解説が不親切だと感じます。本書も...
センター試験現代文の評論3問、小説3問をとりあげ、著者と猫のミシェルというキャラクターの対話形式で、読み方と解き方を説明しています。 これまで何冊か著者の本を読んできましたが、本文解説は比較的ていねいなのに対して、設問の解説、とくにマーク式問題の解説が不親切だと感じます。本書も例外ではなく、そうした欠陥をまぬかれていません。ただ、センター試験の問題は正解が公表されているためにあいまいなところがないので、本書のややそっけない解説でもそれほど支障は感じませんでした。 なお、現代文の解き方がまったくわからないというひとが基本的な読み方・解き方を学ぶためには著者の本は役に立つでしょうが、ある程度現代文の解き方をマスターした受験生には『入試現代文へのアクセス』シリーズ(河合出版)などのほうが有益ではないかと思います。
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