あなたがどこから来たのかわかる本 の商品レビュー
福音的キリスト者の心臓外科医が人体において実現している素晴らしい神の創造の奇跡を解き明かしてくれる本。大変専門的な知識を必要とする内容を分かり易く、熱く語っておられる。人体は長年かけて徐々に進化して現在の姿になったとは考えられずに、知的存在である神の創造の業として初めから完璧に...
福音的キリスト者の心臓外科医が人体において実現している素晴らしい神の創造の奇跡を解き明かしてくれる本。大変専門的な知識を必要とする内容を分かり易く、熱く語っておられる。人体は長年かけて徐々に進化して現在の姿になったとは考えられずに、知的存在である神の創造の業として初めから完璧に設計されたものであることを繰り返し主張しておられる。心臓の働きも、腎臓も、関節も、動脈管も、糖代謝の働きも、血液凝固の仕組みも驚くべき完璧さ!著者の感動が読者にもそのまま伝わってくる。特に胎児が生まれた直後に正反対の血流に一瞬にして変わる!驚きのマジックという表現はピッタリだと思う。進化論の欠陥を語る際にこのような観点があるとは全く知らなかった。しかし、著者が最後に書いておられるように、この考えが日本社会で受け入れられず、変人扱い、バッシングの対象になったとは、まるでガリレイが「それでも地球は動く」と語った、その全くの逆バージョンが起こっていると思った。ご苦労を想う。
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「心臓外科医と探る生命の神秘」 この本の大部分は心臓のはなしである。筆者が仕事としている心臓のつくりや体のしくみをとおして造り主をほめたたえ、私たちの体も人生も主のみわざの一部であることを教えられる。心臓以外の話しもおもしろく、関節の話しに私は興味をそそられた。
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この本の帯には以下のコピーが書かれている。秀逸だと思う。 「進化論を信じる方、ようこそ!論理で話しましょう。クリスチャンの方、ようこそ!信仰で話しましょう。」 私は今は後者であるが、3年前は前者であった。 内容は心臓をはじめとした臓器のデザインについて、いかに精巧な仕組みででき...
この本の帯には以下のコピーが書かれている。秀逸だと思う。 「進化論を信じる方、ようこそ!論理で話しましょう。クリスチャンの方、ようこそ!信仰で話しましょう。」 私は今は後者であるが、3年前は前者であった。 内容は心臓をはじめとした臓器のデザインについて、いかに精巧な仕組みでできているかを説明した上で、 偶然の積み重ねを前提とした"進化"ではありえない機構であることを論理的に説明する構図となっている。 心臓が血液を体全体に送り出すエネルギーと正確な同期の機構、 胎児が母親の体内にいるときと胎盤の結合が切れて外に出たときの心臓の構造変化の機構、 水分調節の機構、関節の機構、止血の機構が主に取り上げられている。 どれも目から鱗が落ちるような話だったが、私にとって最もは結論の章。 心臓は血液の5%自分のために使っているが残りの95%は「どうぞ全体でお使いください」と送り出している。 臓器はどれも関係性の中で目的をもって存在し、互いに貢献しながら全体のために働いている。 といった由が書かれている。 この事実はまさにローマ人への手紙の以下の節にピタリと当てはまることに気付く。 「というのは、わたしたちの一つの体は多くの部分から成り立っていても、すべての部分が同じ働きをしていないように、 わたしたちも数は多いが、キリストに結ばれて一つの体を形づくっており、各自は互いに部分なのです。」 (ローマ人への手紙12章4節-5節) 人体に秘められた完璧なデザインのおかげで自分は「生きること」だけに思考を集中することなく、 「自分が何者かを求め、知り、行う」といった動物よりも高次なことに意識を集中できるという特権をいただいている。 にもかかわらず低次元な欲求、刺激に心を奪われがちであるということ。 また、「自己実現」という観念にとらわれ、全体の一部であるという認識を欠いて高慢になりがちな精神の至らなさに改めて気付かされた。 この本は自らの体が持つ機能のすばらしさに着眼させてくれるという掛け値なしの価値を与えてくれる本であるので 読む人の思想によらずおすすめ出来る本である。
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