名無しの蝶は、まだ酔わない の商品レビュー
森晶麿さんの黒猫シリーズが大好きで図書館の 返却後の本が並ぶ場所にこの本があってついつい手が伸びてしまった。 主人公の坂月蝶子は大学生になり推理研究会のサークルに入ろうとしたらまさかの酔理研究会というお酒をただただ飲むサークルに入ってしまった主人公。 酔研は自分自身を酒に漬けるよ...
森晶麿さんの黒猫シリーズが大好きで図書館の 返却後の本が並ぶ場所にこの本があってついつい手が伸びてしまった。 主人公の坂月蝶子は大学生になり推理研究会のサークルに入ろうとしたらまさかの酔理研究会というお酒をただただ飲むサークルに入ってしまった主人公。 酔研は自分自身を酒に漬けるようにひたすら飲むというお酒大好きな人には最高のサークル。 そんなサークルのお酒にまつわる謎を蝶子と サークルの幹事の神酒島が酔いの理をもとに解決していくお話。 蝶子はお酒一切酔わないから淡々と終始落ち着いているけれど、神酒島先輩に対しての恋愛感情によって時々動揺している姿がかわいい。 ただ、思ったよりミステリー要素はないのでそこが少し残念だったけど、久しぶりに青春を感じられた 作品。 大学生時期のモラトリアムな感じもこの本の中にはあって、それがとても懐かしく思えた。
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はじめはドタバタしすぎて合わないかなと思ったけど、だんだん楽しくなっちゃった(笑) 会話のノリ、言葉遊び、言葉選びが気持ちよい。 こーゆーのもありっすね。
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「花酔いロジック」 彼女が悪酔いした訳。 あそこまで酒癖が悪いともう飲ませたくないと思うが、その中に本心を隠していたとなるとお酒も憎みきれないな。 「球酔いロジック」 約束の場に現れなかった訳。 これは彼女が始めから真実を告げ日付などを変えていれば起こらなかった事案であるうえ彼...
「花酔いロジック」 彼女が悪酔いした訳。 あそこまで酒癖が悪いともう飲ませたくないと思うが、その中に本心を隠していたとなるとお酒も憎みきれないな。 「球酔いロジック」 約束の場に現れなかった訳。 これは彼女が始めから真実を告げ日付などを変えていれば起こらなかった事案であるうえ彼も傷つかずにすんだのでは。 「浜酔いロジック」 彼が酔い潰された訳。 ちゃんと確かめもせずに勝手に勘違いした挙句、勘違いした内容すらも本当で無かったなんて踏んだり蹴ったりだな。 「月酔いロジック」 消えた大量のチラシ。 自分に都合が悪かったから破棄するのはよく有る事かもしれないが、部数が多過ぎたからこそ一人の犯行と思われなかったのだろうな。 「雪酔いロジック」 彼の犯した罪の真実。 真実をその時にきちんと話していれば、こんな誤解は生まれず二人の仲に亀裂が入る事無かったのではないのでは。
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間違えて入部したとは思えない(笑)。 それにしても飲み過ぎだろう。そのときにしか楽しめないことがあるなら、その時に楽しんじゃえ、とは思うけど。 あぁ、いいな青春。
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推理研究会に入ったつもりの蝶子、 実際は日夜酒を飲む酔理研究会だった。蝶子を誘った神酒島先輩との謎解きも。 日常の謎解き コージーミステリーかな 日がな酒を煽り死屍累々の様子のメンバー達。でもなんだか楽しそう。 蝶子と先輩 つかず離れずのほんのり甘い関係 二人の関係については最...
推理研究会に入ったつもりの蝶子、 実際は日夜酒を飲む酔理研究会だった。蝶子を誘った神酒島先輩との謎解きも。 日常の謎解き コージーミステリーかな 日がな酒を煽り死屍累々の様子のメンバー達。でもなんだか楽しそう。 蝶子と先輩 つかず離れずのほんのり甘い関係 二人の関係については最後良い描写で終わったと思うんだけど、モッキンはともかくエリカ嬢はあれで終わり?なんかもうちょっと描写が欲しかったな 消化不良感。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
花酔いロジックの前編でした( ̄◇ ̄;) 先に花酔いロジックを読んだからか、どことなくオチョコオが過去の話しているかのような感覚に陥りました。 花酔いロジック→三鳥、エリカの馬になる 球酔いロジック→モッキン、応援団長に振られる 浜酔いロジック→神酒島先輩、復讐する 月酔いロジック→オチョコ、かぐや姫になる 雪酔いロジック→オチョコ、結婚する
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一気読みしました。森さんの本は読みやすい。 情景も描きやすく、紙からお酒の匂いが漂ってくるようでした。しかも、戸山大学のモデルが早稲田。やっぱり森さんもこんな早大生のノリの飲みしてたのかしら?
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+++ 『ここは推理研究会ですよね?』『いかにも、ここは酔理研究会だ』―それが神酒島先輩と、私の世界を変えるサークルとの出会いだった。憧れの“スイ研”で待っていたのは、果てなき酒宴と“酔い”の理。そして不思議な瞳を持つ幹事長・神酒島先輩で―。共感度抜群!!名無しの大学生たちの青春...
+++ 『ここは推理研究会ですよね?』『いかにも、ここは酔理研究会だ』―それが神酒島先輩と、私の世界を変えるサークルとの出会いだった。憧れの“スイ研”で待っていたのは、果てなき酒宴と“酔い”の理。そして不思議な瞳を持つ幹事長・神酒島先輩で―。共感度抜群!!名無しの大学生たちの青春歳時記! +++ 基本、酔っ払い大嫌いなわたしとしては、時を選ばず酔い潰れて、無茶苦茶をしている輩の描写には、正直うんざりである。だが、〈スイ研〉の話を読もうとする時点で、それは判り切っているのだから、文句をつける筋合いではないだろう。酔ってさえいなければ、みんな個性的でいい人っぽいのが、ある意味救いか。神酒島先輩がぽろりと漏らすひと言には、含蓄があり、蝶子との掛け合いも、突き放すでもなく、甘くなりすぎるでもなく、絶妙なバランスを最後まで貫く辺りは、見事である。二人の今後が愉しみな限りである。そんなあれこれにミステリ風味をまぶしました、と言う感じの一冊である。
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浜辺の歌の解釈は大人だなぁと感じます。 なのに『言いたいことがあるときは、ちゃんと言えよ』なんてあぁもうずるい❗️ 闇を進むには信じられる光だよって教えてくれなきゃ不安ですよ。
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表紙に惹かれて購入。 推理研究会サークルに入ったと思ったら、「スイ理研究会」という酒飲みのサークルに入ってい大学生、蝶子の1年間のお話。森見さんの作品のようだなーと思いつつ、ちょっと斜に構えて読み進めたのだけど、意外とはまってしまった。ちょっとした日常の謎解きもありつつ、文学の薀...
表紙に惹かれて購入。 推理研究会サークルに入ったと思ったら、「スイ理研究会」という酒飲みのサークルに入ってい大学生、蝶子の1年間のお話。森見さんの作品のようだなーと思いつつ、ちょっと斜に構えて読み進めたのだけど、意外とはまってしまった。ちょっとした日常の謎解きもありつつ、文学の薀蓄のような部分もあり恋愛要素もあり、面白かった~。神酒島先輩、カッコいいぞ。でもラストはどうなのだろうか・・・。もうちょっとストレートでもよかったような??
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