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ユリゴコロ の商品レビュー

3.9

446件のお客様レビュー

  1. 5つ

    109

  2. 4つ

    185

  3. 3つ

    99

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    5

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淡々と…

とある一家の押し入れから見つかったノートに書かれていた事実。 世界が押し寄せてきて、身震いしました。 最後色々考えてしまう終わり方でした。

鹿内美保

2025/01/29

ノートの描写は好みが別れるところだとは思うが(自分はかなり苦手でした…)ラストまで読んだ感想としては、本当に誰も救われない、みんなこれでいいの!?って感じでした。評価の難しい作品だなぁと…。

Posted byブクログ

2025/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イヤミスにもなり得る展開で進んでいったかと思いきや、どんでん返しを経て愛の物語へ終着する。先が気になるため一気に読み進めてしまう系の物語。いろいろな要素が詰め込まれてて読んでるこっちまで感情が追いつかなくなった。

Posted byブクログ

2024/12/12

どこか仄暗い空気感を纏う作品。 特にノートに書かれた告白文のパートは救いようもないほどにダーク。 中盤ぐらいまでは、暗さゆえにどうもスッキリしないけど、ラストは雰囲気が変わって畳み掛けるような伏線回収とどんでん返しに驚く。 サスペンス的なエグいシーンがあるのに、読後感がとても...

どこか仄暗い空気感を纏う作品。 特にノートに書かれた告白文のパートは救いようもないほどにダーク。 中盤ぐらいまでは、暗さゆえにどうもスッキリしないけど、ラストは雰囲気が変わって畳み掛けるような伏線回収とどんでん返しに驚く。 サスペンス的なエグいシーンがあるのに、読後感がとても切ない気分にさせる不思議な読書体験だった。

Posted byブクログ

2024/12/09

沼田さんの著書を初めて読みました。 不穏な手記、特に描写がリアルであるが故に、何度か読む手を止めざるを得ず そのため前半は1週間くらいかけて中和しつつ読み、 後半は1日で読み切るというペース配分になったが無事読了。 一言でまとめるのであれば、 人は人の愛で生きていること、を...

沼田さんの著書を初めて読みました。 不穏な手記、特に描写がリアルであるが故に、何度か読む手を止めざるを得ず そのため前半は1週間くらいかけて中和しつつ読み、 後半は1日で読み切るというペース配分になったが無事読了。 一言でまとめるのであれば、 人は人の愛で生きていること、を感じることができた。 単純ではないし、愛されるべき人も、 他の要因で命を失うこともある。 生きているなら、愛を持って生きなければ 生きている意味もないような、そんな気がした。

Posted byブクログ

2024/12/02

読み始めて数ページでユリゴコロの世界に引き込まれていった。異様さに没頭しすぎて、ふと我に返ってもユリゴコロの世界を引きずって、不安になりながら読み進めた。とにかく面白い。最後は気持ちのいい終わり方で、全く予想していない展開で鳥肌が立った。

Posted byブクログ

2024/11/30

途中まで全然共感できなかった。ただただ怖い、美紗子ように考える人も世の中にはいるのかもしれない、そんな人と出会った時に自分の身を守る術はあるのかだろうか、というような寒々としたものを感じながら読んでいたが、最後の結末には驚いた…終盤の展開を何度も読み返してしまった。 まさか結末で...

途中まで全然共感できなかった。ただただ怖い、美紗子ように考える人も世の中にはいるのかもしれない、そんな人と出会った時に自分の身を守る術はあるのかだろうか、というような寒々としたものを感じながら読んでいたが、最後の結末には驚いた…終盤の展開を何度も読み返してしまった。 まさか結末で自分が涙するとは思わなかった。。 結末を知った上で最初からもう一度読んでみたい。そんな本でした。

Posted byブクログ

2024/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

TikTokで余韻が忘れられない一冊と紹介されていて読みました! すごく面白かった。 まるで映画を観ているように、一気に引き込まれました。 実は母親だった人の年齢的なものとか、あまりにも健康的な感じがいまいち重ならなくて、少し違和感は感じましたが、やっぱりという感じもあり、最後は感動しました。

Posted byブクログ

2024/11/24

主人公の父親が末期ガンになり、もう手術はできない状態。延命は諦めて実家で一人静かに過ごしている父親を心配し訪れた書斎で「ユリゴコロ」と題された4冊のノートをこっそり見つけてしまう所から始まる…。 ノートには生々しい殺人にいたるまでの心情、フィクションのようで設定が両親に酷似して...

主人公の父親が末期ガンになり、もう手術はできない状態。延命は諦めて実家で一人静かに過ごしている父親を心配し訪れた書斎で「ユリゴコロ」と題された4冊のノートをこっそり見つけてしまう所から始まる…。 ノートには生々しい殺人にいたるまでの心情、フィクションのようで設定が両親に酷似している。そして、主人公(亮介)にも幼い時期に突然母が別人に入れ替わったという奇妙な記憶がある。 そんな母親は、最近事故で突然亡くなった。 このノートを全て読めば、今まで引っかかっていた記憶、そして本当の事実が分かるのでは?と読み進めていく…。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ あらすじを読むからに快楽犯の告白ミステリーだと思ったけど、ユリゴコロを書いた作者の心情(過去の話)と、主人公がおかれている心情(現在の話)が交互に連なっていて、話が単調にならずノートを読んでいる主人公と同じ時系列で謎解きをしていく感覚でした。 読後は、なかなか面白い不思議な感覚。 ミステリーだったのか、 ある意味恋愛小説だったのか? 少しずつ謎が解けていくなかで、最後まで読むと主人公の父親の存在が凄いなと思えてくる。 本当に好きになった人は殺人犯だった。 殺人犯から息子を守るために嘘をつく。 ずっと母親を偽って息子たちを育ててきたが、 心に思っていたのは、殺人犯だったあの人。 遠回りでイビツな恋愛ミステリー。

Posted byブクログ

2024/11/22

本当にこの本に出会えてよかった ずっとドロドロしている感じの重たい小説かなと思っていたらそうじゃない。確かに重たいけど負の感情だけじゃないたくさんの愛情だったりが詰め込まれていてとても読みごたえがあった まさに私が求めていた小説そのものでした!!

Posted byブクログ