芸術を創る脳 の商品レビュー
登壇者の人選は素晴らしいのに、なんだかいまいち面白みに欠けるような、茫洋とした印象のまま、終わった。 何がそうなんだか、判然としない。 前田さんの本、読んでみようかな。
Posted by
テーマ、対談相手の選定ともに良く、会話も教養ある落ち着いたものだが、タイトルから期待する内容には程遠い、良くも悪くも単なる対談。 漠然とした仮説を確かめるための引水、なまじ相手についての勉強をしているがために上っ面をなでてしまっている。お互いの知がぶつかり合って新物質が生まれる、...
テーマ、対談相手の選定ともに良く、会話も教養ある落ち着いたものだが、タイトルから期待する内容には程遠い、良くも悪くも単なる対談。 漠然とした仮説を確かめるための引水、なまじ相手についての勉強をしているがために上っ面をなでてしまっている。お互いの知がぶつかり合って新物質が生まれる、とはいかなかった。
Posted by
絵が好きなので、絵画に関する感想が主。 千住さんの 「美術とは見えないものを見えるようにする」という言葉に「そうなのか!!」と、目からうろこが落ちた。 でも言われてみれば、確かにそうだわ。 絵を見て、これまでにどこかで感じた何らかの感動をその絵の中に見出した時に、無性にその絵に...
絵が好きなので、絵画に関する感想が主。 千住さんの 「美術とは見えないものを見えるようにする」という言葉に「そうなのか!!」と、目からうろこが落ちた。 でも言われてみれば、確かにそうだわ。 絵を見て、これまでにどこかで感じた何らかの感動をその絵の中に見出した時に、無性にその絵に惹かれてるし。 あと芸術とは対話だという言葉も、「ああ!そうかも」と感じた。 絵を見ている時、心の中で絵に話しかけたりするし。 あと、風景画ならその時代にその風景の中で生きてた人たちの営みを想像するし、動物画だとその動物の一生を想像する。これも絵との対話だと思う。 逆に音楽は対話というより、自分の心を見つめなおすなぁ…。コンサートだと逆にもったいなく感じるんだけどね。
Posted by
東大の脳の言語機能について研究してる教授と、芸術に関わる各著名人との対談集。 言語と芸術との共通項目とはなにかという、あまりテーマ的には惹かれるものではなかった。 ただ、対談としてはお互いの仕事に理解があるため、なかなか具体的な例が多くあげられていておもしろく読めた。 印象的...
東大の脳の言語機能について研究してる教授と、芸術に関わる各著名人との対談集。 言語と芸術との共通項目とはなにかという、あまりテーマ的には惹かれるものではなかった。 ただ、対談としてはお互いの仕事に理解があるため、なかなか具体的な例が多くあげられていておもしろく読めた。 印象的だったのは以下。 ・オーケストラのリハというのは全部行わない。20〜30%の余地を残してリハを終える →適度な緊張感や自由度をつくりライブを盛り上げる ・楽器のダイナミックレンジを細かく分割して表現することは芸術性を高める →楽器で表現できるオクターブは制約だが、その範囲の分割数を多くすることで、無理数のような無限の表現が可能。
Posted by
- 1