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雪月花黙示録 の商品レビュー

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94件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2014/05/10

伝統回帰主義を掲げる「ミヤコ」と商業主義的な帝国主義者たちが対立している近未来の日本。 ミヤコの学校の生徒会長選挙を控えたある日、選挙への妨害行為が相次いだ。 そして第三勢力「伝道者」が宣戦布告し、三者入り乱れての攻防戦がはじまった。 やっちまったなー感が強い読後感。 和風な...

伝統回帰主義を掲げる「ミヤコ」と商業主義的な帝国主義者たちが対立している近未来の日本。 ミヤコの学校の生徒会長選挙を控えたある日、選挙への妨害行為が相次いだ。 そして第三勢力「伝道者」が宣戦布告し、三者入り乱れての攻防戦がはじまった。 やっちまったなー感が強い読後感。 和風なキラキラネームを持つ凄腕の美少女と美青年が袴姿で日本刀を振り回し、華麗でド派手な立ち回りを披露しながら敵を蹴散らす・・・という、既視感のあるベタな設定や演出。 一昔前の少女漫画やラノベを読んでいるようで、痛々しいというか、いまいちノリきれなかった。 縦ロールの髪型で常に背中にバラを背負っていたり、セーラー服姿で剣を片手に一刀両断、とか、登場人物たちのキャラ造形も派手でアニメっぽいんだが、内面に踏み込んだ描写はあまりなく、全体的に薄っぺらい感が否めない。 ラストはいつものアレだし、内容はまあアレなのですが、特筆するとすれば、映画美術監督がわざわざデザインした装丁がすごくかっこいい。 ちゃんと内容に沿ってデザインしたらしく、作品の世界観にぴったりで素晴らしい。

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2014/05/09

恩田陸を読んでいるはずなのに、森見登美彦とこか、万城目学とか、三浦しをんをほうふつさせられてとても不思議。 あんまり読んだことがないけれど、ライトノベルってこんなかんじなのかな。 ハードカバーの400ページコースなのに、全然そんなに読んだ気がしないや。 萌黄、蘇芳、紫風の春日一族...

恩田陸を読んでいるはずなのに、森見登美彦とこか、万城目学とか、三浦しをんをほうふつさせられてとても不思議。 あんまり読んだことがないけれど、ライトノベルってこんなかんじなのかな。 ハードカバーの400ページコースなのに、全然そんなに読んだ気がしないや。 萌黄、蘇芳、紫風の春日一族をめぐるおはなし。 勢いで書かれているので、勢いで読むしかない。 考えたら負けだ。

Posted byブクログ

2014/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

近未来のゴシックジャパンで繰り広げられる ハイパーアクション。 「『夢違』『夜のピクニック』以上の玉手箱!!」って 帯に書いてあったんだけど、一番雰囲気が近いのは『ロミオとロミオは永遠に』だと思う。 サクサク読めて面白かったんっだけど、あのオチはあまり納得がいきません。

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2014/04/30

いつもの恩田さんとは趣が違って、終盤までは面白く読めたけれど、最後はやっぱりもやっとしちゃうんだなぁ・・・。

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2014/04/29

また新しい恩田陸の世界。 恩田陸の文章は読めば、 勝手に頭の中に世界のイメージが構築されていく。 今回の作品は色彩感覚が綺麗で、 タイトルも装丁も格好良いと思う。 そしてこの目次も。何だろうって早く読みたくなる。 「春爛漫桃色告(はるらんまんももいろのびら) 「水澄金魚地獄(み...

また新しい恩田陸の世界。 恩田陸の文章は読めば、 勝手に頭の中に世界のイメージが構築されていく。 今回の作品は色彩感覚が綺麗で、 タイトルも装丁も格好良いと思う。 そしてこの目次も。何だろうって早く読みたくなる。 「春爛漫桃色告(はるらんまんももいろのびら) 「水澄金魚地獄(みずすましきんぎょじごく)」 「夏鑑黄金泡雨(なつかがみしゃんぱんしゃわー)」 「冥府牡丹灯籠(めいふぼたんどうろう)」 「重陽節妖降臨(ちょうようせつあやかしのこうりん)」 「鯱髪盛双児麺(しゃちほこ、かみもり、ついんずめん)」 「幻影払暁縁起(げんえいふつぎょうえんぎ)」 オチは… ここ数年の恩田陸を考えるともはや許容範囲(笑) それにこのストーリーから行けば、逆に有りかな。 でも本当は、まとめてブラックボックスに放り込むようなオチじゃない作品が読みたい… これの恩田さんのインタビューを読むとすべて狙って書いているようなのですが… 出来れば違う最後を… http://www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0031_i1_201402.html (図書館)

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2014/04/29

 恩田陸がラノベを書いた……だと? とみなぎりましたが、ラノベじゃないw  萌え的なラベルをはられては居るのだけれど、登場人物のみなさんは、がっつり思想的で萌えやエロを感じさせない。  じゃあ一般小説なの? と問われると、どうだろう。  ミヤコと帝国と言うけれど……それぞれが...

 恩田陸がラノベを書いた……だと? とみなぎりましたが、ラノベじゃないw  萌え的なラベルをはられては居るのだけれど、登場人物のみなさんは、がっつり思想的で萌えやエロを感じさせない。  じゃあ一般小説なの? と問われると、どうだろう。  ミヤコと帝国と言うけれど……それぞれが結局何に拠る存在なのかイマイチ把握出来なかったので、思想があるんだろうな、と思いつつ、ではどんな?と聞かれると首をかしげる感じでした。

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2014/04/29

恩田陸さんがラノベ? 題から「遠野物語」的なイメージだったんだけど。 美少女、イケメンのちゃんばらストーリー でも面白かったんだね、結局 楽しませていただきました 《 経済と 自然の融合 残月に 》

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2014/04/20

最近恩田陸でこういう話を読んだなあと思った。超能力とか、自然からの力とか夜の底は柔らかな幻と印象が被ったのだろう。 あとは日本の文化という意味でロミオとロミオは永遠にも。セーラームーンネタとか現代文化があふれている。 SF風チャンバラ超能力話。オチは恩田陸にしてはまとまっていた...

最近恩田陸でこういう話を読んだなあと思った。超能力とか、自然からの力とか夜の底は柔らかな幻と印象が被ったのだろう。 あとは日本の文化という意味でロミオとロミオは永遠にも。セーラームーンネタとか現代文化があふれている。 SF風チャンバラ超能力話。オチは恩田陸にしてはまとまっていたと思う。 理屈はよくわからないけど、人間のたくらみによるもので、超自然現象が原因ではないという意味で。 これは続編を出してもいいんじゃないかなあ。 キャラも設定ももったいない。とくに及川道博。読んでいて、ミッチーって叫びたくなる。 最後に誤字があるので、ちゃんと仕事しろよ、角川と思った。 分身の術と深読みしてしまった。

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2014/04/20

オチはいまいちなのですが、 恩田陸の描くごちゃごちゃした、実際のカルチャーを混ぜたような世界観は大好きです。ロミオ~を思い出す。 本当はもっと悲劇な結末にしたかったのに、そこまではしないことにしたのかなと思ってしまう。 クランプ学園、サクラ大戦とかを思い出します。

Posted byブクログ

2014/04/13

学園モノと冒険モノを楽しめました。読んでいる文章がそのまま頭に浮かんできて、コミックスやアニメを見ているかのような小説。恩田先生って改めてすごいなあと感心するお話でした。こんなお話がたくさん読みたいなあ。

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