日中「再」逆転 の商品レビュー
「週刊誌的」なタイトルだなーと思ったら、なんのことはない、著者はしゅーかんし関係の人。 薄っぺらなタイトルに違わず記述も薄っぺら。 ご本人の自社サイトでの宣伝=http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38191
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ブログを初めとし、数冊過去に読んだ事のある同著者の比較的新しい著書。かなり書きたいように書きまくった感がある事、また著者の推測の域を出ない箇所が多々あるが、他の中国に深く関わっている人々の著作も、特に政治に関しては公式発表の裏に何があるのかを推測しているので、中国と言う国はそういうモノなのだろう。 現在北京に在住する身としては、あまり反日が盛り上がられると困るが、どこに着地点を持っていこうと行っているのか良く分からなかった。もし本作品のように習近平氏が個人的な気持ちが強く反映されているとすると中々収束は難しい。
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アベノミクスのヨイショ本としか思えない。 日本がGNPで中国に抜かれたのは明らかだが、再逆転はないだろう。どうでもよい話だが、中国の首脳部まで国家の発表する経済成長率や統計データを信じてないという話には苦笑した。
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タイトルの通り、アベノミクスが成功するのに対し、文革への回帰を目指すかのような習近平の政策が行き詰まり、一旦は中国に追い抜かれたかのように見えた日本が、その多くの優れた長所から逆転するという話で、日本人に勇気を与えてくれる本である。この近藤さんという人は北京大学に留学し、『北京大...
タイトルの通り、アベノミクスが成功するのに対し、文革への回帰を目指すかのような習近平の政策が行き詰まり、一旦は中国に追い抜かれたかのように見えた日本が、その多くの優れた長所から逆転するという話で、日本人に勇気を与えてくれる本である。この近藤さんという人は北京大学に留学し、『北京大学三カ国カルチャーショック』という破天荒な?本を書いた人だが、のちに講談社系の雑誌『週刊現代』『フライデー』などの記者、編集者を経て、講談社の中国での会社の副社長まで務め、現在は『週刊現代』の副編集長である。『週刊現代』は3・11以前からするどい原発報道をしてきたが、3・11以後は一貫して脱原発の立場で記事を書いている。グラビアやセックスの記事も多いが、ぼくは記事によって時々は目を通す。もっとも、中国に対しては辛口である。本書で印象に残っている話の一つは、中国のスポーツ選手は強調心がないから団体競技ではだめだという点である。そう言われてみれば納得する。また、日本の街のきれいさ、日本人の「おもてなし」の美点はたしかに世界にほこっていいと思う。ぼくの知り合いの中国人で、日本に旅行にきて、日本人の美点を知って感動したという人は少なくない。ただ、近藤さんのアベノミクスに対する評価は少し高すぎるのではないか。安部さんはおそらく自分の祖父である岸に対する戦後の汚名を拭いたいという私憤が根底にあるのだろうが、その暴走ぶりはどれ一つとっても危なっかしい。
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