一流の決断力 の商品レビュー

植田兼司【著】

2024/02/12

10年以上前の本ではあるが、参考になる記述が多かった。特に以下の項目は興味深かった。
・「どうしたらできるか？」を徹底的に考え抜く姿勢を持つこと
→忘れしまいがちになることだが、この姿勢を私の強みにしたい。
・逆張りに徹せよ
→相場でよく言われることだが、「人の行く　裏に道あり　花の山」
ただ、深く考えないと勇気が持てず、結局リスクを取れず、残念な自分になってしまうと思う。
・行き詰まったら変数を減らす
→大きな問題ではないことは捨てること
・優れたプロフェッショナルに教えて乞うこと
→つまらないプライドのせいか、これが私もできていないことがある。反省。

チャーチル曰く「成功とは、意欲を失わず、失敗に次ぐ失敗を繰り返すこと」とのこと。自分も立ち止まっている暇はないだろう。

2015/12/13

リーダーとは多くの悩みをいっぱい受け止めて、なおかつ平然とクリアな決断をすること、それぞれがもつハンディキャップを強い精神力と忍耐力で克服して困難を成功に導いていく
迷った時には目的は何かを常に自分に問う
他に責任を転嫁せず自己責任原則を徹底することが自分が楽になり次の決断が容易になる

2015/04/18

いいことを書かれているのだと思うのだが、今一つ腹に落ちてこないのはなぜなのか？一つ一つのつながりがあまり見えないので、ぶつ切りに感じるのが原因なのか？まぁ、どこから読んでもよいと部分では気楽に読めるのかもしれない。ページ数の割には中身が薄い感じが残念。

2014/12/27

東京海上火災保険とリップルウッド・ジャパンで資産運用の仕事に携わってこられた著者が、さまざまな困難に直面したときにどう判断すればいいのか。

実際の仕事に取り組んでいく中で身につけてきた方法を分かりやすく時には厳しく教えてくれています。

“決断力は「どうしたらできるか」を徹底して考え抜くことで養われる”
“悩んで一生懸命やったときに失敗はない。ミスは何も考えずにやったときに起きる“
“決断に迷ったら「何のためにするのか」という目的を問う”
“みんなが賛成したプロジェクトは失敗する”
“「負け戦の感想戦」が明日の決断につながる”
などなど・・・

本書を貫くキーワードは「粘る力」と「割り切る技術」であり、さまざまな言葉でこれらを説明し、次世代のリーダーに対してシビアな言葉の裏に優しさを込めて応援してくれていると感じました。
http://businessbook-no-susume.com/

2014/02/10

ライフネット生命の岩瀬社長のお薦め本。

サブタイトルが「伝説のディール・メーカーが教える『粘る力』と『割り切る技術』」。

「力」と「技術」と分けて書いてあるので、言葉としては直接矛盾しないが、実態としては矛盾するもの。
そのこと自身は筆者も認めていて、その矛盾を抱えつつも、その矛盾を超えていく柔軟性が肝だ、というような主張がなされる。

当方40代も半ばであり、筆者や岩瀬氏のような立場にもないなかでは、あまり自分事として読みずらい本ではあったが、それでも参考になる事柄はあり、まずまずの内容だったと思う。