1,800円以上の注文で送料無料

宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方 の商品レビュー

3.5

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2014/05/31

具体的なノウハウというよりは、訓練を通じて得られた心の持ちよう。訓練の内容が世界最高レベルなので説得力。 内容が重複してたり、構成は今一つ。 ・フォロワーシップ ・指摘は人にではなく意見に行う ・指摘に対して感謝の言葉を伝える ・trust but verify

Posted byブクログ

2014/04/17

 言い方は悪いように聞こえてしまうかもしれないけれど、宇宙飛行士が特別な存在というよりは、「ごく当たり前で単純なこと」をその理由や目的を考えて、きちんと行う、ということが大切なんだなぁと思った。  そして、そのごく当たり前で単純なことを行うことは、実は、とても難しい。  常に...

 言い方は悪いように聞こえてしまうかもしれないけれど、宇宙飛行士が特別な存在というよりは、「ごく当たり前で単純なこと」をその理由や目的を考えて、きちんと行う、ということが大切なんだなぁと思った。  そして、そのごく当たり前で単純なことを行うことは、実は、とても難しい。  常に考え、行動できることの積み重ねが、宇宙につながるのかと思うと、やっぱりすごいなぁと思う。

Posted byブクログ

2014/04/11

・日本の宇宙飛行士に関する著書を多く手がけるライターによると、選抜された宇宙飛行士候補生は、ある時期を境に宇宙飛行士のオーラを出し始め、「化ける瞬間」がある。宇宙飛行士としてのオーラは最初からあるものではない。 ・体を鍛えることで体つきががっしりして見た目が変わってくるのと同じ...

・日本の宇宙飛行士に関する著書を多く手がけるライターによると、選抜された宇宙飛行士候補生は、ある時期を境に宇宙飛行士のオーラを出し始め、「化ける瞬間」がある。宇宙飛行士としてのオーラは最初からあるものではない。 ・体を鍛えることで体つきががっしりして見た目が変わってくるのと同じように、「心を鍛える」ことで得られるオーラとは、何事にも対応できるという「自信」だと言い換えることができるかもしれない。そして、その自信が想定外の連続である宇宙飛行ミッションの遂行を仲間とともに支えている。 ○人間関係からくるストレスへの心の鍛え方 文化が違うということをお互いに認識し、認め合い、尊重しあうこと。それは個人主義が増えてきたといわれる日本で、これまで以上に重要な振る舞いになる。 ○組織に対するストレスを溜めない方法 チームとしての目的を共有し、全体としてその目的に向かう意識を共有することが必要。リーダーが方向を示し、フォロワーがそれを支える体制が理想的。 「助けを求めることができる」ということはストレスの原因を作らないという面でも、ストレスを抱え込まないという面でも、有効な方法。 他の人の仕事をサポートすることは、その人を助けるだけでなく、全体の状況を知ることもでき、自分の仕事をより効率化するヒントを得ることにもつながる。 ○想定外の危機に立ち向かう方法 十分な準備をするのは当然だが、もし時間があれば「失敗する」ことを前提にした準備もあるとよい(冗長性)。万が一失敗しても大丈夫 という状態と、 失敗したら後がない という状態では、心の落ち着き方が違う。 一定の同じ行動をとることで心を落ち着け、平常心を保つ(=ジンクス)。

Posted byブクログ

2016/05/01

 著者が『宇宙飛行士』という特殊な職業で学んだことは、「様々なストレスにどうすれば対応するか」「想定外の事態にどう対応すべきか」など、人生に共通の課題である、と述べています。  本書は、宇宙飛行士がリスクやストレスに打ち勝ち、「想定外の事態」に対応するために、どう「受け止め」「考...

 著者が『宇宙飛行士』という特殊な職業で学んだことは、「様々なストレスにどうすれば対応するか」「想定外の事態にどう対応すべきか」など、人生に共通の課題である、と述べています。  本書は、宇宙飛行士がリスクやストレスに打ち勝ち、「想定外の事態」に対応するために、どう「受け止め」「考え」「対処して」いるのかをまとめた一冊です。  詳細なレビューはこちらです↓ http://maemuki-blog.com/?p=2376

Posted byブクログ

2014/03/02

宇宙飛行士という職業も、僕らサラリーマンという職業も、職場でのコミュニケーションの“基本”は同じなのだと感じました。チームワークで目的を達成するという共通性があるのだから、当たり前といえば当たり前ですね(笑)。ただし、一瞬の判断ミスが自分だけでなく相手の生命にも関わるという点では...

宇宙飛行士という職業も、僕らサラリーマンという職業も、職場でのコミュニケーションの“基本”は同じなのだと感じました。チームワークで目的を達成するという共通性があるのだから、当たり前といえば当たり前ですね(笑)。ただし、一瞬の判断ミスが自分だけでなく相手の生命にも関わるという点では、宇宙飛行士の方々は“最善の判断”ができるように、日々、トレーニングを積み重ねていることに感服します。 マンガ『宇宙兄弟』の言葉「訓練は本番のつもりで、本番は訓練のつもりで」。このようなマインドで、日々の仕事に取り組むことができれば、きっと、トレーニングの結果が残せるんでしょうね。でも、ハードルが高そう...。 僕自身、本書で感じたのは「時間と距離を楽しむ」ということ。宇宙という視点で書かれていたからですが、近視眼的に考えてしまうと、せっかくの楽しさが“辛さ”になることが多分にあるなぁーと感じました。 内側にいると気づかないことも、外側から見ると気づくことがある。ボブさんから学んだ「Thinking out of the box.」という言葉を、以下の一文から強く感じました。 「滞在中に宇宙から日本を眺めていると、震災被害にあった地域に少しずつ明かりが戻ってくるように感じられました。」

Posted byブクログ

2014/03/01

宇宙飛行士の仕事というのは、失敗を許されない最たるものだろう。帰還時にちょっと操作を間違えたらまさしく一巻の終わりなわけだし、科学実験なども手違いがわかっても後で追試なんかできない。システム運用の最も厳しい姿だと考えてみるといろいろ参考になる。 厳しい仕事をきちんと間違いなくやり...

宇宙飛行士の仕事というのは、失敗を許されない最たるものだろう。帰還時にちょっと操作を間違えたらまさしく一巻の終わりなわけだし、科学実験なども手違いがわかっても後で追試なんかできない。システム運用の最も厳しい姿だと考えてみるといろいろ参考になる。 厳しい仕事をきちんと間違いなくやりきるにはやはり入念な準備しかない。チーム内外の連携も考慮にいれなければならないし、想定外の事態にも対処することを考えておかなければならない。地味な仕事にこの先どうなるのか不安になることもあるだろう。 そうしたことにどう向き合えばいいのかのアドバイスがいろんなエピソードと共に語られている。一見当たり前に聞こえることもあるかもしれないが、経験の裏付けがあるだけに深い。

Posted byブクログ

2014/02/26

長期、閉鎖的な環境に置かれる宇宙飛行士が行っているストレス管理。具体的なその内容は実社会でもそのまま通用します。会社員必須な知識が多い。 実際、人間関係の作り方って人から教わるものではなく、自分で気付くしかないことが多い。人を理解し、尊重し、その中で自身のストレスも上手に管理す...

長期、閉鎖的な環境に置かれる宇宙飛行士が行っているストレス管理。具体的なその内容は実社会でもそのまま通用します。会社員必須な知識が多い。 実際、人間関係の作り方って人から教わるものではなく、自分で気付くしかないことが多い。人を理解し、尊重し、その中で自身のストレスも上手に管理する。 ストレスを感じるのは当たり前。捉えようによっては自分を潰してしまうけど、うまく利用するとストレスが成果を出す源にもなるんだな、そう思えるようになりました。

Posted byブクログ

2014/02/09

日本人宇宙飛行士が著者。 最近みた、ゼログラビティのデブリと言われる宇宙ゴミの話から始まり、宇宙飛行士がどうやってメンタルコントロールしているか、また自身の選抜試験の過程における体験を織り交ぜて説明。 漫画、宇宙兄弟にも出てくる話が多く、イメージしやすかった。また、パニックや...

日本人宇宙飛行士が著者。 最近みた、ゼログラビティのデブリと言われる宇宙ゴミの話から始まり、宇宙飛行士がどうやってメンタルコントロールしているか、また自身の選抜試験の過程における体験を織り交ぜて説明。 漫画、宇宙兄弟にも出てくる話が多く、イメージしやすかった。また、パニックや選択ミスが死に繋がる宇宙飛行士ということで、我々一般の人間とどのような気構えが異なるか興味深かった。 また、個人的には、東京大学、医学部、宇宙飛行士。日本人が辿れる最高レベルの最難関を突破する人に興味もあった。 当人のキャリアは波乱万丈で、アメリカのスペースシャトルがコロンビア号の大気圏再突入時の事故により中止後、ロシアに渡りソユーズによって宇宙へいくまで日本人最長の長い待機時間を過ごしている。

Posted byブクログ

2014/02/03

実は心の鍛え方のほうに興味があったわけではなく、宇宙飛行士の方のメンタルの強さにいつも驚き尊敬しているので読みました。 (普段、自己啓発本、ハウツー本はほぼ読みません。著者が古川さんということで読みました) なにか私が得られるものがあるのでは?と思って読んだというより、どういう人...

実は心の鍛え方のほうに興味があったわけではなく、宇宙飛行士の方のメンタルの強さにいつも驚き尊敬しているので読みました。 (普段、自己啓発本、ハウツー本はほぼ読みません。著者が古川さんということで読みました) なにか私が得られるものがあるのでは?と思って読んだというより、どういう人が宇宙飛行士になり過酷なミッションをやりとげられるのだろうと興味がありました。 おそらく一般の人より、もともとの身体能力や精神力も高く頭もよく人柄も優れているという天性の資質があるのだと思いますが、それでも私にも当てはめて考えることができるところもあって面白く一気に読みました。 小さなことでも凹むタイプの私は反省しつつ、努力できるとこは努力していくべきですね。

Posted byブクログ

2014/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ソユーズに乗り国際宇宙ステーションに滞在した古川聡さんの著書。宇宙、という極限状態に行くためのこころのあり方、コントロールの仕方が書かれてます。 地球にいるからこそわかる重力や空気。それらが全く無い宇宙に行く。それまでにも様々なプレッシャーに晒されながら、それでも自分を見失うことなくしっかりとコントロールする。実体験が生々しく書かれていて、改めてすごい挑戦なんだと思いました。 それに比べたら、ビジネスマンのやってることなんか屁でもない。突然息ができなくなったり、爆発の危険に晒されるわけでもない。恵まれてるんだ。そう思えるだけで、まだまだだなぁと思い、また頑張ろうとも思える、いい本でした。

Posted byブクログ