梨園の娘 の商品レビュー
ストーリーは面白いと思うけど、文があまり上手く無いような気がしました。それでも面白い作品だと思います。
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20140413 リアリティがあると逆に怖いので、これくらいのファンタジーっぷりがいいのかな、という印象。 ともかくも、作者の歌舞伎へ対する愛情を感じた。 設定も細かくしてあって、物語中で変なとこはなかった、と思う。 ちょっとめんどくさいけど… 話の流れは、題名とあらすじで結末ま...
20140413 リアリティがあると逆に怖いので、これくらいのファンタジーっぷりがいいのかな、という印象。 ともかくも、作者の歌舞伎へ対する愛情を感じた。 設定も細かくしてあって、物語中で変なとこはなかった、と思う。 ちょっとめんどくさいけど… 話の流れは、題名とあらすじで結末までほぼわかるから、サイドストーリーやそこまでどうもってくかが楽しいタイプの話と思って読んでた。で、なんていうか、桂の方が気になってしまった。才能ある方よりもない方がどうやって折り合いつけていくか気になるじゃないですか。とか言って。 ついでに言えば、歌舞伎の舞台から外されている"女"が主人公なので、歌舞伎の演目や稽古はあんまり出てこないんだよね。わかってたけど。笑 で、なんか変だなと思いつつ途中で気づいたのだけども、なるほど、これは続編で、前作は『花に舞う鬼』という作品だそうだ。 本文で暗示されていた何かはそこに書いてあるのだな…と納得。なんのこと?となる部分もあるけれど、本編そのものを楽しむには支障はなかった。 前作は凱史と蛍一郎と京二郎と瑛がメインの話らしい。 で、今作品は、その京二郎が結婚してできた娘を巡る話となっているわけで、そうか、皆がことあるごとに言う蛍一郎が前作ではたっぷり出てくるのね… 読むかどうかはちょっとわからないけど気に留めておこう。
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おもしろかった! 歌舞伎には全然興味なかったけど、みてみたいと思った! 役者になることへの執着心とか、役者としての才能とか、なかなか陽の目をみない葵の苦労とか、読んでるうちにガラスの仮面のマヤを思い出した ただ、表現がちょっとくどいかなーとも思った
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歌舞伎ものだーと思って何の知識もなしに読み始めたが、はじめの10頁くらいでどうも肌合いがおかしいなと思って、何度もリタイアしようかと迷ったけれど、意地で読みきった。 後からググってみると、いわゆるボーイズラブ作品の続編だったようです!こちらは男色の要素こそなかったものの、光源氏み...
歌舞伎ものだーと思って何の知識もなしに読み始めたが、はじめの10頁くらいでどうも肌合いがおかしいなと思って、何度もリタイアしようかと迷ったけれど、意地で読みきった。 後からググってみると、いわゆるボーイズラブ作品の続編だったようです!こちらは男色の要素こそなかったものの、光源氏みたいな美貌の歌舞伎役者が甘い言葉を耳許で囁いたり、いつも優しい従兄が突然荒ぶってドキッとしたり、そこに「なんちゃら流宗家」とか「なんとか家御曹司」といった言葉が華やかに散りばめられて、うっとり…してほしいんだろうな、という感じの本でした。少女漫画的な。妄想小説的な。私は梨園の何を知ってる訳でも何でもないんですが、それは違うだろう感が半端なかった。(違うかどうか知らないけどさ) 少なくとも私がここ数年好んで読む小説とは根本的に違ったタイプの小説なのだな、というのは途中からはっきり感じていたけれど、同じ日本語の本だというのにこの違いはどこから生じるんだろう?セリフ回し?そこんところを追及したい気持ちもあって最後まで読んでみたものの、今すぐ言語化できそうにはないなあ。
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