たまゆらに の商品レビュー
仕事に行く途中、飼い犬が紙入れを拾った。 昔は大金拾うと大変なのだな、ですが この話に限っては、一日で終了した模様。 もめたら、もっと時間が長引くのでしょうか? 拾った人物の過去、落とした側の騒動。 ごちゃごちゃするのかと思ったのですが そんな話だけで終了しました。 ご苦労様...
仕事に行く途中、飼い犬が紙入れを拾った。 昔は大金拾うと大変なのだな、ですが この話に限っては、一日で終了した模様。 もめたら、もっと時間が長引くのでしょうか? 拾った人物の過去、落とした側の騒動。 ごちゃごちゃするのかと思ったのですが そんな話だけで終了しました。 ご苦労様です、で終了でした。
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時代人情物語って事で、話の前半は時代物らしくテンポよく面白く読んだ。財布を拾ったことから話は大きくなっていき、主人公の生い立ち、そして生家の大店へ赴くところまで、些か作者の悪い癖?が垣間見えていたがなんとか我慢していたいたのだが、座敷に上がってからは、目が光ったり曇ったり、凄んだり和らいだりが延々と続き、また話はCM後の巻き返しのように何度も同じ話の繰り返しでテンポ崩壊。最後はページの限度数があったのかのような早畳み。 前半持ち直していた評価はすべて後半のグダグダで一気にマイナス評価。しつこいのはドリフのコントだけにしてください笑
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“財布を拾っただけなのに”という台詞を言いたくなる内容。 青物の担ぎ売りをしている朋乃が、仕入れに向かう途中で大金入りの財布を拾った事から、長い一日が始まります。 財布の落とし主の大店と、朋乃との意外な関係が明らかになり、過去の回顧を挟みつつ、都度都度お茶を飲みつつ展開していき...
“財布を拾っただけなのに”という台詞を言いたくなる内容。 青物の担ぎ売りをしている朋乃が、仕入れに向かう途中で大金入りの財布を拾った事から、長い一日が始まります。 財布の落とし主の大店と、朋乃との意外な関係が明らかになり、過去の回顧を挟みつつ、都度都度お茶を飲みつつ展開していきます。(本当に、どんだけお茶を飲むのか?という程お茶を入れるシーンが多いのです。) 清々しい朋乃と、大店の若旦那のクズっぷりが対照的で、終盤の朋乃の啖呵は、クズ息子にイラっとしていた私もスッキリしました。
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山本一力の江戸深川人情話長編作品でした。鼈甲大店に嫁いだ母の1人娘である朋乃を主人公に、大店から離縁され、深川でひっそりと慎ましく暮らし成長し青菜の棒手振りへと成長したある日、50両の大金が入った財布を発見し、自身番へと届けると、なんとその財布がかつて離縁を言い渡された大店のもの...
山本一力の江戸深川人情話長編作品でした。鼈甲大店に嫁いだ母の1人娘である朋乃を主人公に、大店から離縁され、深川でひっそりと慎ましく暮らし成長し青菜の棒手振りへと成長したある日、50両の大金が入った財布を発見し、自身番へと届けると、なんとその財布がかつて離縁を言い渡された大店のものだと判明し、財布騒動が過去の因縁にも繋がるという話ですが、過去の因縁をうっちゃって最後に朋乃が啖呵をきって落としどころをつけるやり取りが最高で、その後の顛末も粋な恩返しで良かったです!
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L 一向に話が進まないのでムズムズ。 財布を拾ってから、自分の生い立ちの回想やらで全然進まないじゃないか。ジレジレさせられた挙句、啖呵切って丸く収まる的な。終わりが美しいからそれまでのうっぷんが帳消しになったよ。 ところで、大店に生まれた娘が野菜の棒手振りになったのはおいておい...
L 一向に話が進まないのでムズムズ。 財布を拾ってから、自分の生い立ちの回想やらで全然進まないじゃないか。ジレジレさせられた挙句、啖呵切って丸く収まる的な。終わりが美しいからそれまでのうっぷんが帳消しになったよ。 ところで、大店に生まれた娘が野菜の棒手振りになったのはおいておいて、生家に関わりを持つような流れにしないとこの話は成立しないのか。娘と父、後妻の対面はなかったし。物語の先を想像してって感じ?
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【50両が巻き起こす欲望の騒動! 傑作時代小説】仕入れに向かう途中で大金入りの財布を拾った、棒手振りの朋乃。欲深い人間たち、真摯に生きる価値を描ききる傑作時代小説。
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江戸庶民の日常のひとこまが丁寧に描かれた一冊。 その空気感がいいんだけど、拾った財布一個に時間がかかりすぎなような…。
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山本一力はいい。強く美しい女性がいい。かつてのマドンナ旋風のような、押し付けがましい強さではない。芯の通った、勇気と賢さのある、しなやかな強さだ。 トラブルに立ち向かい、解決するのは仕事人でも、大岡越前でも、お忍びでめ組にやってくる上様でもない。まわりの助力を得ながら、自分で乗り越える。 最後はすっとする。無欠な善ってわけでもなく、なんだかそれも気持ちがいいんだ。
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温水ゆかりの解説「現代への処方箋」が良い 小説とは、始まりと終わりで主人公が何らかの変化を遂げているもの、という言い方がある 山本一力作品のヒロインは、けなげで頑張り屋で、浅知恵の自己主張などせず、筋の通らないことに対しては一歩も引かない芯の強さを秘めている
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最近、江戸の庶民をテーマにした小説に興味があります。 なかなか面白かった。ドラマ化するなら朋乃は榮倉奈々かな?
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