これ誘拐だよね? の商品レビュー
まぁ〜くだらない!(褒め言葉) いつもの"ドタバタ"カール・ハイアセンといった感じ。 歌唱力絶望的な口パク、薬物漬けアイドルのチェリー そんなチェリーを追うパパラッチのバン・アボット チェリーが薬物でダウンした時の代役アルバイトのアン・デルシア チェリー...
まぁ〜くだらない!(褒め言葉) いつもの"ドタバタ"カール・ハイアセンといった感じ。 歌唱力絶望的な口パク、薬物漬けアイドルのチェリー そんなチェリーを追うパパラッチのバン・アボット チェリーが薬物でダウンした時の代役アルバイトのアン・デルシア チェリーのボディガードとなった顔面がボロボロで片腕を改造して草刈り機を仕込んでいるケモ アボットはチェリーに騙されてカメラとパパラッチにとって重要なセレブ出現情報の宝庫である携帯電話を奪われてしまう。激怒したアボットはチェリーを誘拐するが、それは代役のアンで…といった具合に悪い方へ悪い方へと転がり… チェリーのプロデューサー、マネジメントをする強欲な両親、そして悪徳不動産デベロッパーを懲らしめる道中でアン出会い惹かれた"怪人"スキンク(いつも自然破壊を行う者や悪人を懲らしめている)も登場し、毎度お馴染み混沌状態に突入する。 有名人の名前が実名で出てくるので、知らない方の名前だとなんの例えなのかわからなかったりもしましたがエイミー・ワインハウス(薬物で亡くなった歌手)などはわかりブラックなネタとして使われてました。 感想としてお下品ネタが満載なので説明しづらいんですけど 「セレブ、パパラッチ、セックス、ドラック」で溢れたどうでも良い世界を風刺する作品です。 まともな人は主人公のアンぐらいでした。 「ミステリー」と呼べるような謎、強烈な"引き"があるわけではないのですが、少しずつダラダラと読み楽しみました。
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久しぶりの海外小説。奥付2014年以来積読本。タイトルの面白さから購入したもの。原題STAR ISLAND はマイアミのセレブのために開発された人工リゾートのことだったんだ。酒とドラッグと麻薬まみれが当然のように語られる物語は、アメリカの暗闇そのものなのだろうが、セレブにも芸能界...
久しぶりの海外小説。奥付2014年以来積読本。タイトルの面白さから購入したもの。原題STAR ISLAND はマイアミのセレブのために開発された人工リゾートのことだったんだ。酒とドラッグと麻薬まみれが当然のように語られる物語は、アメリカの暗闇そのものなのだろうが、セレブにも芸能界にも縁のない日本人としては、彼らの感覚の理解が難しい。随所に出てくる日本の流行語・ギャグは超意訳なのだろうが、原文ではどんな言い回しだったのか? 気になるところだ。
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相変わらずのハチャメチャ感だったけど 前2作の方が面白かったかなぁ。 前作品は主人公がキュートだったけど 今作のチェリーパイは、ちょっとゲス過ぎて あんまりキュート感が無かったのが残念。
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期待通り、ハイアセンの小説は面白い。仕事がバカ忙しい中で、通勤電車での読む時間にどれだけ心が救われたことか。 濃いいキャラが次から次へと出てきて軽快なストーリーが展開されていく。 この軽さがいい。
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『復讐はお好き?』をこの前読んだが、こちらの方がスラプスティックな感がある。もはやなんでもありのはちゃめちゃ犯罪小説。いちいちギャグ書かな気がすまんのかこの人は。訳文も気が抜けてて面白かった。ただ、人見知りしない、なんか悪いことに引っかかるなど、ヒロイン像がおっさん好きしそうな女...
『復讐はお好き?』をこの前読んだが、こちらの方がスラプスティックな感がある。もはやなんでもありのはちゃめちゃ犯罪小説。いちいちギャグ書かな気がすまんのかこの人は。訳文も気が抜けてて面白かった。ただ、人見知りしない、なんか悪いことに引っかかるなど、ヒロイン像がおっさん好きしそうな女の子そのままだったのでそこらへんはどうなんだろうと思った。
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星は3.5というところでしょうか。 話が進むにしたがって、面白くなっていったけど。 出てくるのはイカレた人物ばかりで、まともなのは、チェリー・パイの替え玉くらい。 少しやりすぎなくらいのぶっ飛んだ訳文は面白いけど、やや古い気も。 ただ、その勇気には脱帽です。
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【世界一のユーモア・ミステリ作家、最新傑作】薬物依存で悪名高いアイドル歌手の影武者を務めてきた女性が誘拐された! 芸能界の怪しい面々と悪党たちの隠密奪回作戦の開幕!
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いつもこの人にしか書けないものを読ませてくれる、かけがえのない作家。人気歌手(歌はへっぽこ)の本体と影の誘拐事件のジグザグの顛末を描く。今回もへんてこで痛快、ガーッと読んでおもしろかった! と叫べる本。いつものハイアセンだと登場人物のオブセッションに胸が痛くなることも少なくないけ...
いつもこの人にしか書けないものを読ませてくれる、かけがえのない作家。人気歌手(歌はへっぽこ)の本体と影の誘拐事件のジグザグの顛末を描く。今回もへんてこで痛快、ガーッと読んでおもしろかった! と叫べる本。いつものハイアセンだと登場人物のオブセッションに胸が痛くなることも少なくないけれど、今回はしょうがないなーと笑える場面が多し。やばい人たちがたくさん顔を出すなかでも、これチェリー・パイの両親がとくに悪質なのでは。過去の作品の主要キャラが大活躍なのも嬉しい。
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女優の卵のアンはドラッグ漬けのアイドルであるチェリーの影武者をやっている。 ある日パパラッチにチェリーと間違えられ誘拐されてしまう…。 ハイアセンだw とんでもない人ともっととんでもない人が出てきて、各地で起こる小さな竜巻が一点に収束し、最終的にとてつもなく大きな竜巻になる。 ...
女優の卵のアンはドラッグ漬けのアイドルであるチェリーの影武者をやっている。 ある日パパラッチにチェリーと間違えられ誘拐されてしまう…。 ハイアセンだw とんでもない人ともっととんでもない人が出てきて、各地で起こる小さな竜巻が一点に収束し、最終的にとてつもなく大きな竜巻になる。 何も考えずにただ巻き込まれるのを楽しむ。 それがハイアセンの楽しみ方だ。
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初カール•ハイアセン。あちこちの書評で高評価なので、手にとってみました。 どったばたのコメディタッチミステリで、なかなか面白かった。誘拐、監禁、傷害、殺人と犯罪が盛りだくさんなストーリーなのに、緻密な伏線やトリックはないし、意外な動機も犯人もナシ。でもいちいちキャラクターが面白...
初カール•ハイアセン。あちこちの書評で高評価なので、手にとってみました。 どったばたのコメディタッチミステリで、なかなか面白かった。誘拐、監禁、傷害、殺人と犯罪が盛りだくさんなストーリーなのに、緻密な伏線やトリックはないし、意外な動機も犯人もナシ。でもいちいちキャラクターが面白くて、手に負えない感じがいいのだ。ウィンズロウやウィングフィールドが好きならハマると思う。 悪徳土地ブローカーが、環境保護を訴える変人に捕まって木に縛り付けられた上、××の入ったオムツをはかされる拷問を受ける描写が、ヒドすぎて思いっきり笑ってしまった。うあー、痛いんだろうなー。そして、目を離すとすぐにドラッグと男に手を出しちゃう、おバカな落ち目のアイドルの無軌道っぷりにもニヤニヤ。他にも、しょーもない登場人物が山ほど。 ポテチとビールを傍らに置いて、休日の午後のんびり楽しむのにいい小説だと思います( ̄▽ ̄)。
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