信頼と裏切りの社会 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ブルース・シュナイアー!大好きなんだけど購入するのにちょっと日がたっちゃった。山形浩生さんの訳。装丁がかわいい。内容は、まあいつものブルース・シュナイアー節で、物量で圧倒って感じ。読んでいて気がついたのは、ああ、裏切りって、小さなシステムもしくは個人が大きなものに対してするものなんだ。ってことです。大きなシステムが小さなものをコントロールするのはそれがいくら小さなものにとっていやなものでも裏切りとは呼ばない。
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米国政府の暗号研究者にしてセキュリティ専門家による一冊。 それがテクニカルなものに一切タッチせず、インセンティブと人の、寧ろ経済学に近いジャンルを純粋に論じているのが、そもそも面白い一冊。 例えば、囚人のジレンマから始まって、ルールや世論、立場や経済性といったパラメーターで全く...
米国政府の暗号研究者にしてセキュリティ専門家による一冊。 それがテクニカルなものに一切タッチせず、インセンティブと人の、寧ろ経済学に近いジャンルを純粋に論じているのが、そもそも面白い一冊。 例えば、囚人のジレンマから始まって、ルールや世論、立場や経済性といったパラメーターで全く異なってくる、評判(=信頼)に対するインセンティブ。 ドライな様だが、シャフトにもなり得る。それは多民族国家ならではの合理性と自己責任の世界を学習するには相応しい切り口なのかもしれません。
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