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若い力を伸ばす読売巨人軍の補強と育成力 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2016/04/03

 この本がでてから今3年がたつ。 監督が変わり、巨人軍では4人の野球賭博者を出してしまった球団です。  大森氏がスカウトして、今でも活躍しているのが坂本勇人選手です。当初はあまり活躍が見込めないと思上層部は思っていたようですが・・・  ワニブックス編集担当者が、注目している選...

 この本がでてから今3年がたつ。 監督が変わり、巨人軍では4人の野球賭博者を出してしまった球団です。  大森氏がスカウトして、今でも活躍しているのが坂本勇人選手です。当初はあまり活躍が見込めないと思上層部は思っていたようですが・・・  ワニブックス編集担当者が、注目している選手が5名いるが、残念ながら1名は育成選手として、他の4名も一軍定着にはまだほど遠い。  1年1年が若手は勝負な年ではあるが、「育成の巨人」と言われるチーム作りは、2016年こそ再スタートな年だと思われる。  大森氏の手腕をもう一度活かしてほしい

Posted byブクログ

2015/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

巨人の育成に対する考え方や取り組みを紹介している本。巨人の育成力の源は、「徹底的な数値化」と「美しいシルエットの発掘」だった。 ドラ一で巨人入団→近鉄と渡り歩き、スカウトを経て、育成部ディレクターの仕事に携わっている大森剛。本人がドラ一で「二軍の帝王」と呼ばれていたのを反骨心に 若い力を伸ばす仕事に邁進している様子が描かれている(坂本勇人をスカウトしたのは彼だ)。 大森剛が視察で訪れたメジャー(ヤンキース)では本当に細かく数値化されていて、大きな判断基準のひとつにしているらしく、「キャッチャーが構えたミットに投球が収まる確率」など、カルチャーショックを受けるほど細かく数値化が行われている。 巨人でも能力を数値化して管理し始めており、このカウントでどこに、どういう球を投げたのか?から「制球力」の数値化を行ったり、「闘争心」や「積極性」、さらには「性格」といった項目まで数値化している。 一方で、人間の勘や経験から得られる、「構えた時の雰囲気がいい」だとか「よいシルエットをしている」「センスがいい」ということも大切にしている。守備のシルエットが美しい!と、大森剛が見つけたのが坂本勇人だった。 ある一つの観点からではなく、多方面から様々な尺度で数値化・見える化をはかり、評価するという取り組みは、一般企業や他の分野にも適用・応用できそうだ。 「"徹底的な"数値化」―これが最も勉強になった。

Posted byブクログ

2014/04/26

指導陣全員が情報を共有する。何気に難しいけど現場では凄く大事な事だと思います。将来的には大森さんが球団社長になって欲しいです。

Posted byブクログ

2014/01/25

前半はスカウトに関して,後半は大森の就任した「育成ディレクター」について書かれている本. スカウトに関しては,『マネーボール』で書かれるところの「古風な」スカウト像が全面に出ている.例えば,アマチュア選手の良し悪しは,打者なら「最初のスイングを見た時」,投手なら「直球,変化球,...

前半はスカウトに関して,後半は大森の就任した「育成ディレクター」について書かれている本. スカウトに関しては,『マネーボール』で書かれるところの「古風な」スカウト像が全面に出ている.例えば,アマチュア選手の良し悪しは,打者なら「最初のスイングを見た時」,投手なら「直球,変化球,セットポジションで1球ずつ見た時」の第一印象がとても正しい,とか,選手としての「シルエット」が大事,とか. かたや「育成ディレクター」として,これまで現場の指導者の裁量でやっていた部分をコーディネートする立場で大森がどのような取り組みをしているかが語られている.これはきっちりプログラムを決めてすべての指導者に徹底させるという点でメジャーの球団経営では普通に見られるが日本の球団ではまだまだな部分である.巨人はさすがだな,と言わざるをえない. 結局,巨人の球団運営の中でも「前近代的な部分」と「先進的な部分」っていうのは入り交じっているし,実際にはうまくバランスの取れるところを見つける必要がある,っていうのが読み取れる点で,ここまで内情が知れる本もなかなか無いんじゃないのかな,という印象. そうだと思うと,こういうオペレーションがあるのか無いのかもよく知らなそうな老人が「松井秀喜を監督に」なんて言っちゃってるのは大丈夫なのかなぁと少し心配になるけど.

Posted byブクログ