八百万の神に問う(3) の商品レビュー
笑顔の仮面を被り続けるトウロウのお話。 トウロウとイーオンが、なぜ真の楽土を拒むのか。真の楽土は、真実人を幸福にするのか、1、2巻でシン少年にイーオンが問い掛けたのもこれでした。いろいろ考えさせられました。 師匠のミサキ音導師と弟子のシン音導師(イーオン)の音討議が、とても興味深...
笑顔の仮面を被り続けるトウロウのお話。 トウロウとイーオンが、なぜ真の楽土を拒むのか。真の楽土は、真実人を幸福にするのか、1、2巻でシン少年にイーオンが問い掛けたのもこれでした。いろいろ考えさせられました。 師匠のミサキ音導師と弟子のシン音導師(イーオン)の音討議が、とても興味深かったです。
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緩やかに幸せな世界だが、外からの干渉が すぐそこまで迫っていた。 ほのぼのとした現実と、誰かの過去。 これが一体どうあの人と関係があるのか~ですが その間に、というべきか、最後の方では ついに酒ばかり飲んでいる謎が解決。 いや、そんな事ではないかと思っていましたが。 宮仕えも...
緩やかに幸せな世界だが、外からの干渉が すぐそこまで迫っていた。 ほのぼのとした現実と、誰かの過去。 これが一体どうあの人と関係があるのか~ですが その間に、というべきか、最後の方では ついに酒ばかり飲んでいる謎が解決。 いや、そんな事ではないかと思っていましたが。 宮仕えも大変だな、というのもありましたが またさらにここからどうなっていくのか…。 無敗を誇ったあの人が、師匠に膝つきましたが これはこれで、フラグになったりするのでしょうか??
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4:多崎さんは毎度私のツボを外しません……! 今回もホロリとさせられました。多崎さんの物語の登場人物は、性善説的というか「善い人」が多くて安心して読めます。 すごいトゲつきの鎧を着てたり、凶悪な武器を持っているような人でも、奥底は円い、というか。上手く表現できないけど、理解不能な...
4:多崎さんは毎度私のツボを外しません……! 今回もホロリとさせられました。多崎さんの物語の登場人物は、性善説的というか「善い人」が多くて安心して読めます。 すごいトゲつきの鎧を着てたり、凶悪な武器を持っているような人でも、奥底は円い、というか。上手く表現できないけど、理解不能な悪人、「これはこういう属性だから」と自分でカテゴライズしなきゃならないような人が登場しないのは、やはり多崎さんのお人柄だと思う。 最終巻、この物語をどう終えるのかとても楽しみです。
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『楽土は存在すべきか?』 忘却は救済、とは今最も考えることだなあと改めて思った。イーオンの傷が明かされたけどまだ悲しい。イーオンの真っ直ぐな強さは爽やかさすら感じる。陰を背負って立つキャラは良いな……想像すると泣けるし背中を押される。メインストーリーはトウロウだけどすまない、ミサキ先生が好きだから…。トウロウにも幸せになって欲しい気もするけど、今作でスッキリしていそうだから良し。
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前巻の最後で明かされた衝撃の事実から続くお話。言わせてもらいます。見事にだまされました。多崎先生のお話は本当に面白い。次の最終巻。苦しい展開になりそうですが、最後まで見届けたいと思います。
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イーオン以外に一途。あれれ。 言葉で闘うという世界を構築するのにあたっての条件付けを、絶対権威でありながら押しつけがましくない形で現して、読後感のいいスタイルでした。
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季節は秋にきて急展開…。 さすが作者は一筋縄ではいかない。 トウロウは気になってたんだけどそうきたかー!という感じ。 ちょっと前2巻を読み直したい。
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いよいよ大詰めの雰囲気ある第3巻。 そうか、同性愛であったか……そんな予感はしてたんだけども。 多崎先生なら変化球でくるかな、とも思ったけども。 そもそも同性愛が変化球か。
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待ちに待った秋の巻。 ノリは軽くサクサク読む事ができますが、 中身は思った以上にどっしりと重い作品です。 いつも酒ばかり飲んでいる音導師イーオンの過去、 そして優しい笑顔を絶やさないトウロウの本当の素顔。 登場人物誰もが見かけ通りではない事に気付かされます。 本編と「告白」...
待ちに待った秋の巻。 ノリは軽くサクサク読む事ができますが、 中身は思った以上にどっしりと重い作品です。 いつも酒ばかり飲んでいる音導師イーオンの過去、 そして優しい笑顔を絶やさないトウロウの本当の素顔。 登場人物誰もが見かけ通りではない事に気付かされます。 本編と「告白」のエピソードが交互に語られていきますが、 中盤以降徐々に繋がりが見え始めます。それも悲しい展開に…。 読了後に扉絵のライアンとファルケを見ると、切なくなりますね。 さて、次は最終巻「冬」の巻。 少しでも希望のあるラストでありますように…!
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シリーズ3作目。 季節は実りの秋ですが、迫る冬の寒さをも感じさせる今回の巻。 登場人物の過去や世界の動きが見えてきて、次巻が待ち遠しくもあり寂しくもある。 逃れられない現実や辛い過去、それを忘れること、忘れられること。 そんな忘却を願ったことのある人は、きっと音導師の言葉に心を...
シリーズ3作目。 季節は実りの秋ですが、迫る冬の寒さをも感じさせる今回の巻。 登場人物の過去や世界の動きが見えてきて、次巻が待ち遠しくもあり寂しくもある。 逃れられない現実や辛い過去、それを忘れること、忘れられること。 そんな忘却を願ったことのある人は、きっと音導師の言葉に心を震わされる。
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