ミツバチ大量死は警告する の商品レビュー
ミツバチをフックに農薬や化学物質の健康や環境への危険性、養蜂家たちと農薬を買わせたい側の既得権益の攻防など詳細に書かれています。 ミツバチの減少は、非常に複合的な問題が絡んでいることを知れて、テーマとしてとても興味深く読めました。 世界的にミツバチが激減している現状があり、異常気...
ミツバチをフックに農薬や化学物質の健康や環境への危険性、養蜂家たちと農薬を買わせたい側の既得権益の攻防など詳細に書かれています。 ミツバチの減少は、非常に複合的な問題が絡んでいることを知れて、テーマとしてとても興味深く読めました。 世界的にミツバチが激減している現状があり、異常気象など様々な事象の複合的な原因だとされていて、その一つに農薬など化学物質があるとされています。農薬など化学物質は、人への健康被害に限らず、蜂を含む昆虫たちを減らし、生態系を破壊することに繋がります。しかし農薬を売りたい立場の人々がいて、そこに強い利権が絡むことも確かです。 ハチミツは、ヴィーガンの人たちにはアンチも多い(蜂のものを人が奪っているという観点)ですが、環境保全の意味でも養蜂家たちが大事な役割を担っているとも言えます。
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はちみつが体にすこぶるいいという事で、我が家も定期的にはちみつを購入しています。 ミツバチはアニメの題材になっていた事もあって、子供心に親近感がわく虫の一種であります。 はちみつを取るだけではなく、受粉という大事な大事な行為をお任せしている蜜蜂。この世から蜜蜂が居なくなった時、作...
はちみつが体にすこぶるいいという事で、我が家も定期的にはちみつを購入しています。 ミツバチはアニメの題材になっていた事もあって、子供心に親近感がわく虫の一種であります。 はちみつを取るだけではなく、受粉という大事な大事な行為をお任せしている蜜蜂。この世から蜜蜂が居なくなった時、作物が取れなくなり、在野の植物も滅んでいくのでしょうか。その中で人類はどうするのでしょうか。 数年前の本ですが読んでいて背筋が寒くなるくらいに蜂が死んでいるんですね。その原因はネオニコチノイド系の農薬の可能性が一番高いようです。 超巨大企業と国が結託している事で、危険な農薬が認可されて使用されています。一時的にお金持ちになったからと言って、札束や金塊を抱えて荒れ果てた地球に住みたいのでしょうか。 筆者は「沈黙の春」を頻繁に引用しています。作者のレイチェルカーソンは化学物質の危険性をいち早く唱えた第一人者です。数十年が経ち色々な研究が進み「沈黙の春」は情報的に見る所は無いかもしれませんが、一人の人間が声を上げて大きな流れを作る事が出来るという指標であると思います。 閑話休題 化学物質によって蜂の脳神経が侵され、異常行動や繁殖力の衰退が起こる。気が付けば毎年毎年蜂の数が減っていく。そしてその化学物質は蜂だけではなく他の動植物、人間にも当然影響を及ぼすでしょう。子どもは大人よりも化学物質や放射性物質の感受性が強く、余計に症状が出やすいそうです。 今農業に従事する人が減っていますが、今こそ農業を手厚く守って食料自給率を上げる事が必要だと思います。その中で農薬に頼らない農業を推進していって、農薬ビックスリーからの圧力に負けない国造りが必要ではないでしょうか。 ちなみに日本の農薬使用量は世界2位です。
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ミツバチに限らず昆虫が減っているのは本当で、やはり昆虫も住めない環境は人間にも良くない…。日本の農薬大国ぶりとその危険性は伝わるのだけれど、ただ研究者の方ではないので引用が多くて切り張り的か。
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[ 内容 ] 二一世紀になってにわかに発生した「蜂群崩壊現象」。 地球上の様々な場所で同時多発的に大量のミツバチが姿を消したこの現象は、世界中を震撼させた。 著者は、日本で実情を探るうち、主要因を突き止める。 真犯人に浮上したのは、ハチのみならず生態系全体、さらには人間にとっても...
[ 内容 ] 二一世紀になってにわかに発生した「蜂群崩壊現象」。 地球上の様々な場所で同時多発的に大量のミツバチが姿を消したこの現象は、世界中を震撼させた。 著者は、日本で実情を探るうち、主要因を突き止める。 真犯人に浮上したのは、ハチのみならず生態系全体、さらには人間にとっても脅威となる、戦慄の化学物質だった…。 人間の生活環境のみならず、生態系にまで深刻なダメージを与える環境化学物質の実態を詳細にリポートする。 [ 目次 ] 序章 ミツバチ一家は完全分業 第1章 ミツバチの墓があちこちに 第2章 なぜミツバチは減り続けるのか 第3章 アメリカのミツバチは疲労困憊 第4章 農薬規制に動いたEUの国々 第5章 ネオニコチノイド系農薬の罪と罰 第6章 「農薬安全神話」のまやかし 第7章 生物多様性の宝庫・田んぼの危機 第8章 急増する子どもたちの異変 第9章 広がり、深刻になる健康被害 第10章 「脱・化学物質づけ」への道 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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うーん、書かれている記述、本当かなあ。 確かにミツバチ大量死の主要因とされるのはある種の農薬だし、化学物質の規制についてはそれなりの予防原則を用いるべきだと思うんだけど、それ以前に、書かれている事実が本当かどうかの信頼性がなあ。 たとえば「〇〇という批判もかつてあったが、今は×...
うーん、書かれている記述、本当かなあ。 確かにミツバチ大量死の主要因とされるのはある種の農薬だし、化学物質の規制についてはそれなりの予防原則を用いるべきだと思うんだけど、それ以前に、書かれている事実が本当かどうかの信頼性がなあ。 たとえば「〇〇という批判もかつてあったが、今は××という事実がわかっている」という記述のとき、その主張のよりどころとなっている参考文献を見ると、「〇〇」はちゃんとした出版社のちゃんとした著者なのに対し、「××」はかなりトンデモ臭ただよう本だったりするんだよね。 もちろん全部が全部そうじゃないんだけど、なんかこう、僕の中の「あやしいアラーム」が鳴っている。 とは言え完全にインチキとも思えないし。。。てことで評価保留。
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環境中に放出された化学物質の危険性、健康への悪影響。「炭鉱のカナリア」としてのミツバチをめぐる異変を明らかにし「沈黙の春」現代日本版としたい。 ミツバチというと、蜂蜜だけの連想でしたが、受粉しなくなったら植物が絶滅するという影響の大きさに改めて気づかされました。
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生活・事業活動における意識のあり方、選択の問題。改めないと、生態系サービスを享受できなくなるだけでは済まない。
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