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古書店主 の商品レビュー

3.2

17件のお客様レビュー

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2015/11/19

タイトルに惹かれて手に取ったが、原題はThe Bookseller。なぜか少し期待度が薄まったけれど、パリのセーヌ河畔で本を売ってる人のこと。有名な希書が出てくるミステリというのにも惹かれたが、その意味では物足りない。そして「赤い鰊」が盛りだくさん。しかしこのようなときにパリが舞...

タイトルに惹かれて手に取ったが、原題はThe Bookseller。なぜか少し期待度が薄まったけれど、パリのセーヌ河畔で本を売ってる人のこと。有名な希書が出てくるミステリというのにも惹かれたが、その意味では物足りない。そして「赤い鰊」が盛りだくさん。しかしこのようなときにパリが舞台の本を読むとはなんというめぐりあわせ。移民もたくさん登場。

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2015/11/09

特に評価とかではなく本屋で見て本が題材という事で購入。ちょっと予想と違って結構ワイルドな感じだったがそれなりにサスペンスと格闘もあって楽しかった。勧善懲悪なのと相棒のトムとの掛け合いが安心して読める。処女作と聞くと偏見を持ってしまうがなかなかいい作家ではないかな。

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2014/10/08

蘊蓄を期待していたが、その点では期待はずれ。 思いの外、硬派な主人公。 プロットは素敵だが、『古書』にまつわる話というより、『過去の歴史』にまつわる話の小物として、古書が使われている感じかな。 ベルンハルト・シュリンクの『ゼルプ~』シリーズに似てる…のは設定の問題か?(笑) ち...

蘊蓄を期待していたが、その点では期待はずれ。 思いの外、硬派な主人公。 プロットは素敵だが、『古書』にまつわる話というより、『過去の歴史』にまつわる話の小物として、古書が使われている感じかな。 ベルンハルト・シュリンクの『ゼルプ~』シリーズに似てる…のは設定の問題か?(笑) ちなみに古典作品蘊蓄のエンタメなら『サーズデイ・ネクスト』シリーズが一番!(^-^)!

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2014/08/28

ジョン・ダニング『死の蔵書』のような稀書にまつわるミステリなのかと思っていたのだが、さにあらず。期待外れ。

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2014/08/25

古書についての蘊蓄ものではない。手広く、というか あれもこも過ぎる感じ。面白そうな題材、セーヌ川ぞいの 露天古書商人、ナチ・ハンター、パリを狙った新手の 麻薬取引、等々、どれか一つで十分作品になるのに、 もったいない。駐仏米大使館職員が靴としてカウボーイ ブーツしか持ってない、な...

古書についての蘊蓄ものではない。手広く、というか あれもこも過ぎる感じ。面白そうな題材、セーヌ川ぞいの 露天古書商人、ナチ・ハンター、パリを狙った新手の 麻薬取引、等々、どれか一つで十分作品になるのに、 もったいない。駐仏米大使館職員が靴としてカウボーイ ブーツしか持ってない、なんてあるかしら、と思うけど、 そういうことにするなら、全体もっとハチャメチャでも。

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2014/08/10

FBIやらCIAやら、さらには外交官なんて職種が出てくるミステリは話が複雑になりそうで敬遠してるのですが、とってもシンプルなタイトルに惹かれて購入。 セーヌ河岸に店舗を持つ古書露店商《ブキニスト》を目の前で連れ去られ、自分の立場を自覚しつつも独自に捜査を進めるヒューゴー。拉致の原...

FBIやらCIAやら、さらには外交官なんて職種が出てくるミステリは話が複雑になりそうで敬遠してるのですが、とってもシンプルなタイトルに惹かれて購入。 セーヌ河岸に店舗を持つ古書露店商《ブキニスト》を目の前で連れ去られ、自分の立場を自覚しつつも独自に捜査を進めるヒューゴー。拉致の原因は自分が購入した本なのか、ナチ・ハンターだった古書店主の過去なのか、組合とのトラブルなのか、それぞれの線が同時に進んでいくので途中で頭がついていけなくなることも。出てくる人たちが事件に関係するかどうかは別として色々隠し事があったり謎の部分を持ってたりで、一度もなにも疑わずにいられたのはアメリカ大使とヒューゴーの秘書くらいです。本筋は古書店主にまつわる事件からぶれることはないのですが、一番の読みどころはパリの街の描写だと思います。花の都ではなく、うっすらと曇った、どこか陰のあるパリの雰囲気。革命後貴族の持ち物だった本を売ることから始まったブキニストという職業、観光客が落としていったごみを集めるような人たちがくるうらぶれたカフェ、モンマルトル側の小さくて狭い住宅街。もちろん華やかなサン=トノレ通りや船上でのランチなど明るい面もあるし、ケンダル氏の古書店なんかもう理想の場所に思えるのですが、その裏で進んでいる麻薬戦争や、病気に対する不安をプライドとすり替えてしまう気質などを含めてのパリ、という感じがします。 ホームズの引用はちょっとばかり遊びすぎな気もしますが、敬意の現れでもあるのでしょう。まさかここで、という驚きは楽しめました。

Posted byブクログ

2014/02/03

パリのセーヌ河岸に並ぶ古書店から2冊の古書を買ったアメリカ大使館外交保安部長ヒューゴー。 彼の友人でもある古書店主が目の前でさらわれてしまい、非協力的な担当刑事をよそに独自の捜査を始めるが…。 ハードボイルドにしては柔らかく。 ナチス絡みの歴史もスパイスには物足りず。 腕の立つ...

パリのセーヌ河岸に並ぶ古書店から2冊の古書を買ったアメリカ大使館外交保安部長ヒューゴー。 彼の友人でもある古書店主が目の前でさらわれてしまい、非協力的な担当刑事をよそに独自の捜査を始めるが…。 ハードボイルドにしては柔らかく。 ナチス絡みの歴史もスパイスには物足りず。 腕の立つ相棒と素敵な彼女と役に立つ協力者と登場人物は揃っているんだけど、コレ主人公がアメリカ人である必要があったのかなぁと。 ブキニストと呼ばれる古書露天商のあれこれは興味深かったけど、古書に纏わるミステリは底が浅い。 ジョン・ダニングを期待させるタイトルだったけど肩透かしだったなぁ。 壮大な物語を書いているんだろうけど、読んでるこちらがおおっ!とならなかったのはキャラクタの内面描写が足りなかったのかも。 ブキニストって素材は面白かったのに残念。

Posted byブクログ