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ニコラ・テスラが本当に伝えたかった宇宙の超しくみ(上) の商品レビュー

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2013/12/15

フリーエネルギーは存在するかと聞かれて、今の私はなんとも言えないのですが、本のタイトルに「ニコラ・ステラ」の名前があったので手に取ってみました。彼はエジソンの直流方式と争って、発電方式を交流にした偉大な科学者であると、ナイアガラの滝の公園の一角に、もの凄い大きい彫像とともに記され...

フリーエネルギーは存在するかと聞かれて、今の私はなんとも言えないのですが、本のタイトルに「ニコラ・ステラ」の名前があったので手に取ってみました。彼はエジソンの直流方式と争って、発電方式を交流にした偉大な科学者であると、ナイアガラの滝の公園の一角に、もの凄い大きい彫像とともに記されています。 この本は、上下巻の二分冊で「311地震発生を前日に予測した科学者」が書かれているようですが、その面白そうな内容は下巻にあるようですね。本日(2013.12.15)届く予定なので、それは楽しみにするとして、この上巻の内容は、一言で言って、現代物理学を立ち上げた学者達の理論紹介というのが適切です。 高校の物理の授業で学習する理論を構築した人、その影にかくれて高校ではその人の名がついた理論は習わないけれど、重要な働きをした人の理論が紹介されています。時には数式も登場して、大学卒業後、数十年振りに、その手の数式を見ました。 彼が強調したかったのは、数式でも証明されている理論をベースに考えると、フリーエネルギーも存在するものであると伝えたかったのだと思います。 著者である井口氏が最も強調している、宇宙は真空ではなく、それを満たしている「エーテル」(地球付近では、波などを伝える媒質である空気)が存在している(p111)のは、私としてはイメージできました。 以下は気になったポイントです。 ・水力発電は水からエネルギーを採って発電するもの、自然や宇宙から直接エネルギーを取り出して発電できるとしたら、それに相当するもの(地球の水)として「エーテル」の存在をニコラステラは信じていた(p8) ・我々のいまある科学は、20世紀初頭のアインシュタインの相対性理論の登場とともに、エーテルの存在を否定したので、宇宙は空っぽの空間となった(p9) ・ある特定の振動数を持った陽子、電子は、通過できずに反射するはずの障壁を超えて、向こう側に飛び出ることができる、これをトンネル現象という。一種のトランスポーテーションである。障壁の厚さとうまく共鳴した電子だけがトンネル(通過)できる(p44) ・エジソンは20歳代にはすでに大きな発明をしていた、有名なものは、電機投票記録機すい(1868)、株式相場表示機(1869)、そして30歳には、電話機と蓄音機を発明し、32歳には電球を発明(p60) ・エジソンに交流発電を提案したので、ニコラステラは解雇された、そして「テスラ電灯社」を1887年に設立した(p60) ・エジソンの会社は1892年にはGEに拡大、テスラに投資した会社は、ウェスティングハウス・エレクトリック(WE)であった(p62) ・直流発電は電気をロスするが、交流発電では、コイルがあればファラデーの電磁誘導の法則で電圧を生み出すことができ、その中継所をつくって増幅することもできる(p66) ・テスラの謎めいた研究を初めて数式に乗せて普通の物理学の言葉に翻訳することができたのが、エジソンの会社の傘下にいたスタインメッツであった、かれの残した業績や本の中にはフリーエネルギー発電を考えるうえで必須なもの(p92、95) ・直流では電線の中を電荷が走るが、交流では電荷の密度変化が波動として伝達される、電圧の最大の場所で電流がゼロという関係になる(p97) ・テスラは、自然エネルギーを利用した発電を考えたのに対して、アインシュタインは原子力のようなミクロの核エネルギーを利用した発電に貢献した(p110) ・天才とは、99%の努力を無にする、1%のひらめきのことである(ニコラステラ、p218) 2013年12月15日作成

Posted byブクログ

2013/11/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

「ニコラ・テスラの風が吹いている」?:いよいよ「謎の科学者」の本が明日から発売! : Kazumoto Iguchi's blog URL : http://quasimoto.exblog.jp/21315951/

Posted byブクログ