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忠臣蔵まで の商品レビュー

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2014/03/17

日本人が喧嘩による自力救済から法治社会へと変貌したのはどういう背景だったのか、関心があり手に取ってみました。 途上国で自力救済、つまり喧嘩による血みどろの暴力が支配する秩序から、どう法治社会へと変わりうるのか、、日本の過去を辿ることで考えてみたいと思ったからです。 要するに、公...

日本人が喧嘩による自力救済から法治社会へと変貌したのはどういう背景だったのか、関心があり手に取ってみました。 途上国で自力救済、つまり喧嘩による血みどろの暴力が支配する秩序から、どう法治社会へと変わりうるのか、、日本の過去を辿ることで考えてみたいと思ったからです。 要するに、公正な裁きの保障がなされていることと、その実効を担保する力が存在すること、ということが述べられていました。 暴力に支配される、血みどろの世界から社会がどう変わることができるのか、少しヒントになった気がします。 著者の独特の言い回しや、時折くだけた表現がマニアックな世界を身近に感じさせてくれ、私は一気に読むことができました。

Posted byブクログ

2014/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生々しい人間の歴史を垣間見た…という感じがする。歴史上の人物も事件も、そのとき生々しく生きていた人々の一部だったんだよな、とすごく腑に落ちたような。ものすごく有名な赤穂事件ですが、その時代背景がすごく分かって面白かった。 当時の文献資料も豊富で楽しい。ただ、古文書を読み慣れない私には、部分的に読み下しが不十分なところがあって分かりにくかったのが残念。

Posted byブクログ