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淋しい商店街のそば屋がどうして行列店をつくれたか の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2014/12/03

Asian Reading アジアの活読 20141203 淋しいそば屋がどうして行列店をつくれたか 鈴木俊弘 旭屋出版 思わず手に取った新刊コーナー本を読んで、さっそく店に行ってきました。 本書も平積みで置いていました。きざみ鴨せいろ、裏横浜カレーうどんに つまみとしてのことこ...

Asian Reading アジアの活読 20141203 淋しいそば屋がどうして行列店をつくれたか 鈴木俊弘 旭屋出版 思わず手に取った新刊コーナー本を読んで、さっそく店に行ってきました。 本書も平積みで置いていました。きざみ鴨せいろ、裏横浜カレーうどんに つまみとしてのことこと煮などメニューにも工夫あり。お味は、、ことこと煮を 熱燗でいただきましたが、味付けが美味しい。時間がかかるのは作り置きにない 証拠で、ゆっくり味わう蕎麦もあっていい!おやじの会 キャンプ隊長の知り合い ということで、鈴木店主(4代目)と思わず、名刺交換。

Posted byブクログ

2014/02/16

個店を出店する場合は立地が最重要である、と以前学んだ記憶がありますが、この本では、そのような定説をものともせず、淋しい商店街にある「お蕎麦屋」さんが工夫を凝らして繁盛するまでに至った苦労話を説明しています。 淋しい商店街と本のタイトルにありますが、現在は淋しいというのが正しい表...

個店を出店する場合は立地が最重要である、と以前学んだ記憶がありますが、この本では、そのような定説をものともせず、淋しい商店街にある「お蕎麦屋」さんが工夫を凝らして繁盛するまでに至った苦労話を説明しています。 淋しい商店街と本のタイトルにありますが、現在は淋しいというのが正しい表現であって、かつては(本では昭和30年代と記載)繁盛していた商店街であり、その時代から経営されていたようです。 この本の著者は、そのお蕎麦屋さんの経営者(現在は息子さんに譲られています)ですが、お店が順調に回っているときに、数十年後のイメージを想像されて「出前をやめてお客さんにお店に来てもらう経営方針」に硬い意思を持って経営改革をされました。 そのイメージに向かって、自分自身が他のお蕎麦屋さんで修行したり、独自のメニューを開発したり、従業員の接客態度を変えたりと、従来のお蕎麦屋さんのスタイルに拘っていない考え方をお持ちです。 この本に書かれている内容は、蕎麦屋さん以外の飲食店の経営改革にも、その考え方は大いに活かせると思いました。 以下は気になったポイントです。 ・お店(平沼田中屋)の所在地は、平沼商店街の中で人通りは少ない、JR横山東口から徒歩10分程度、地下鉄高島町からは5分程度、集客は困難な場所にある(p7) ・食べ歩きを通して実感したのは、その店ならではのオリジナルメニューの必要性であり、大切さ(p42) ・周囲の反対というのは、いくつもの意味で大事である、自分の勉強不足な点を知る、人前で説明する力量も必要であり、それを養ういいチャンスになる(p57) ・ロスとして捨てていた脂身を上手に使うこと、それによりこれまでにない濃厚な旨味のつけ汁が作れるということが判明した、脂身が多い分、濃厚な脂がつけ汁の表面に浮かんで蕎麦にからむようになる(p81、82) ・危機感こそ、新しいものを生み出す原動力になる、そのお店ならではのオリジナル商品は、立地の良くない場所にあるお店にとっては、その営業を支える強力な武器になる、それが「きざみ鴨せいろ」「裏横浜カレーうどん」である(p97,113) ・接客サービスの向上として、ネクタイ着用はスタッフ間に緊張感を保たせるのに大事である(p124) ・自分の、またお店の将来をイメージすることは大事、すると、やらなければならないことが見えてくる。将来像が見えてきたら、その目標を実現するために何をクリアすべきかその課題を書き出してみる(p148) ・選択する場合には、必ずきちんと理由を考えること(p155) ・子供は親の背中を見て育つ、一生懸命になって仕事をする親の背中を見せること(p190) ・若い人には、自分たちの考えを押付けるだけではなく、若い人がやる気が出るように自主性を尊重していることが大切である(p196) 2014年2月16日作成

Posted byブクログ