宝の山 の商品レビュー
江戸市中の物価を見張る同心のお話。確かに、顔が濃いんじゃあ隠密は務まらんわなぁ(^-^; 江戸時代の武家の名前って、たまに??となるようなものがありますが…今回の”神人”もびっくりですね。まぁ覚えやすくはありますが。食いしん坊の小者・庄太や鍋島奉行、手伝いのおふくさんや姪の多代ち...
江戸市中の物価を見張る同心のお話。確かに、顔が濃いんじゃあ隠密は務まらんわなぁ(^-^; 江戸時代の武家の名前って、たまに??となるようなものがありますが…今回の”神人”もびっくりですね。まぁ覚えやすくはありますが。食いしん坊の小者・庄太や鍋島奉行、手伝いのおふくさんや姪の多代ちゃん等、主要登場人物のキャラもいいし読みやすい。続編が出てるんですかね…と思ったら、文庫化でタイトルが変わったのか。残念!続編希望☆3・5
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“顔が濃い”のが理由で、隠密廻りから諸色調掛同心になった、澤本神人が主人公。 食いしん坊の小者、庄太との凸凹コンビっぷりも面白く、サクサク読めます。 続編希望。
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表紙から想像するにお調子者のボンクラ同心の話かな~、と思っていたのですが・・・。 イイ感じの同心さんのお話でした。 続きはあるのかな~。
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今回は「商い同心」ときたか。正式には「諸色調掛(しょしきしらべかかり)同心」ねえ。お江戸の物価を監察し、あこぎな商売人を引っ捕らえずに諭すお役目なり。元は定町廻りや隠密廻りとして市中の悪党共を捕縛し、ときに町人などに変じて諜報活動をしていたのが、お奉行から「お主、顔が濃い」、要は...
今回は「商い同心」ときたか。正式には「諸色調掛(しょしきしらべかかり)同心」ねえ。お江戸の物価を監察し、あこぎな商売人を引っ捕らえずに諭すお役目なり。元は定町廻りや隠密廻りとして市中の悪党共を捕縛し、ときに町人などに変じて諜報活動をしていたのが、お奉行から「お主、顔が濃い」、要は二枚目にて目立ち過ぎると閑職に据えられた、なんてオトボケ設定。そんな鍋島奉行も、つっけんどんな元同僚・和泉も、一見して悪徳商人の義右衛門も、子が授からぬと妹と離縁した六蔵さえも、いずれ善人に仕立てちまうのが梶流だ。庶民と自然体で接する八丁堀の旦那・澤本神人(じんにん)は、腹ペコ庄太を引き連れて今日もお江戸の謎を解く。人情味あふれ、欲のない同心を描くのが相変わらず上手い。
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L 商い同心お調べ帖 元定廻りで隠密同心。顔の濃さを理由に商店の行いや価格をチェックする諸色調掛同心。30過ぎで見た目はいいが、妹の忘れ形見の姪っ子と飯炊き女と同居。…この設定、いささか無理があるような。 事件の解決は残念ながら御都合主義で、解決の糸口が明らかになったあとはそ...
L 商い同心お調べ帖 元定廻りで隠密同心。顔の濃さを理由に商店の行いや価格をチェックする諸色調掛同心。30過ぎで見た目はいいが、妹の忘れ形見の姪っ子と飯炊き女と同居。…この設定、いささか無理があるような。 事件の解決は残念ながら御都合主義で、解決の糸口が明らかになったあとはその後の結果のみなのでいささか物足りないが、逆にそれが持ち味とも言える。引っ張れそうなネタも次々に解決はしてしまって先は見えているが、お役目柄ほかの小ネタだけでも一冊書いていただけそう。
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市井の人々の生活が爽やかにユーモアで書かれている。読後には、ほんわかとした満足感が心によぎる。 この本によって、江戸時代には商い同心がいたことを初めて知った。 雪花菜とは、オカラのことだということも知らなかった。
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北町奉行の、江戸市中での物の値段を見張る諸式調掛方同心の澤本神人(じんにん)の冴えた推理と、時代劇に特有の人情描写が心地良い短編集。結構楽しめた。ちょっと推理に無理があるのはご愛敬か。
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同心にも色々な種類があるものだ。「顔が濃い」と言う理由から隠密同心から諸色調掛(物価の安定を守る)同心へお役替えとなった主人公。短編連作7作。「なるようになる」が口癖で、食いしん坊で計算早い小物がお供。仕事の内容絡みからの事件解決と、主人公の先も気になる!
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シリーズかな? しかし、時代小説に登場する食べ物ってどれもこれも美味しそう。 現代のほうが贅沢なものたくさん、手軽に食べられるはずなのにね。
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食べ物がやたらでてきます。今の方が絶対に美味しいものが豊富だろうに、江戸のお話にでてくる食べ物というのはどうしてこうもうまそうなのでしょう。おからの稲荷とか、どう考えてもおいしそうではないのに、たまらなくたべたくなります。季節、空気そのほかもろもろの風情なんでしょうね。
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