カルバニア物語(15) の商品レビュー
14巻からの続編。国内諸侯だけでなく隣国すら巻き込んだカルバニア王国のタブーがついに炸裂する。大騒動だけど、陰湿な話ではなく、家族や幸せや国とはをほのぼのと考えさせる温かい大騒動。そして、皆が信頼という絆で繋がっているから、決定的な破綻が起きていない。読んでいてほっこりする話。
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20年前から連載が始まり、最近は1~2年に1冊ずつ刊行されている漫画の第15巻。ここ10年ほど読んでおらず、久しぶりに最新刊を買ってみたものの、知らないキャラクターがいたりして、話についていけないという…。(3回読み直して、だいぶ思い出してきた)
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タニアママは嫌な奴だなー。可愛いっちゃ可愛いけど迷惑極まりないわ。「気に入らなければ目もあわせてくれない」って、エキューはタニアママと目が合ったことがなさそうだ。ところで二人とも乳姉妹ではなかったか?常識人なタニアは苦労するなあ。
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相変わらず、面白くて大好きな漫画。 王宮コメディと銘打っているものの、実際は現実社会でも起こりうる話であり、だから読者は親近感をもって読めるのだろう。 今回リアルだと思ったのは、女王タニアが『ものに八つ当たりしたくても、自分の部屋にあるものはすべて貴重品だからできなくて自分へ向かった』という言葉。 一見ギャグなんだけれど、よく考えたら切ない言葉で、それに対して徹頭徹尾タニアのことだけを想っていた親友が、同じように彼女を大事に思っている長官の言葉を伝えるところがじんとした。 ネタバレになりますが、プラティナの再婚相手のおっさんは嫌いです。 母親のために知恵の限りを絞って、彼女を救ったタニアを完全に邪魔者扱いしている態度にむかついた。 自分たちは平和なんだから、今更なんだ波風立てるな、って本当にちっさい男だわ。まーそんだけ愛してくれる男がプラティナには必要だったんだからいいんですけれどね。 エキューが彼の自己中をばっさりぶったぎってくれてすっとしました。 カルバニアのいいところは読後感がすっきりしているところだと思います。 それでもって、読者をはらはらさせたコンラッド王子がいい仕事してました。 そのせいで、連載そのものがなんだか、そろそろエンドマークが出そうでどきどきしてます。 できればもう数冊は続けてほしいなぁ。
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切れた女王陛下。 でもタニアはいい子なので、あまり心配はしていない。周りもみんなタニアのこと大好きだし。だけど、コンラッド王子が回を追うごとにボケキャラになっているような気がしてます。それはそれで面白いけど。 今回はカルチェ=元カルバニア王妃プラティナの啖呵がよろしかったです。そのあたりはタニアの母上だと思います。 タニアは母親に似ていることは複雑でしょうが、そこはそこですよね。 再会が楽しみです。
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