泥棒をつかまえろ！ の商品レビュー

オットーシュタイガー【作】,高柳英子【訳】

2022/04/08

人間の心の弱さが描かれている。
クラスキャンプに引率してくれた先生、生徒たち、先生の奥さん、警察官…
それぞれに悪意は無いが、その時の流れで深く考えることなく過ちを犯してしまう。
立ち止まって考えるたいせつさ。
自分ではどうにもならない時にどうするか？
これを読みながら自分ごととして考えられたら、すごくいいなと思う。

2019/01/23

この本は、まず、クラス合宿でお金がなくなったことから始まる。ペーターたちは、警官からイタリア人が犯人だという情報を聞いて冒険に出かける。ついに、イタリア人を見つけ、ペーターたちはコテンパンにやっつけてしまう。私はそれが一番いけなかったのではないかなと思う。なぜかというと、お金を取られたからと言って、そんな風にするのはいけないと思うからだ。そして、この話ではイタリア人が犯人ではないこと分かった。ペーターたちは後になって反省する。でも、私は後になって反省するだけではダメだと思う。今、いろんな学校でイジメがあるように、イジメる人はイジメられる人を差別してしまう。私はこの本を読んで、人に接するときには冷静な判断や相手のことを考えることがとてもじゅうようなのではないかなと思った。この本は、ペーターやアルトュールがカーリンに語っている形で書いてあって面白いなと思った。