中村勘三郎 最期の131日 の商品レビュー
十八代目中村勘三郎、本名波野哲明の奥さんの手記。 半分くらいは子どもの頃の出会い、育ちとか。 愛し合っていても不倫されていて、拒否できないのは、そんなものって育てられるせいなのかな。 病気の経過や医師からの説明、誰が聞いたとかまで。 白血病と食道癌はニュースで見たような。 厳...
十八代目中村勘三郎、本名波野哲明の奥さんの手記。 半分くらいは子どもの頃の出会い、育ちとか。 愛し合っていても不倫されていて、拒否できないのは、そんなものって育てられるせいなのかな。 病気の経過や医師からの説明、誰が聞いたとかまで。 白血病と食道癌はニュースで見たような。 厳しい説明を聞きたくないって著者をサポートするお子さんや関係者の人達は大変だっただろう。
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敷居の高かった歌舞伎にはまらせてくれた 勘三郎さんの闘病記。舞台への命のかけ方 生き様 それが 人を惹きつけてやまなかったのだなぁ・・。分かってはいるけど 勘三郎さんの不在が痛いです。
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ここ数年に、 父と祖母が亡くなり、 その時の事を思い出してしまい、 肉体がこの世から離れて行く時の、 無情を思い出した。 それにしても、 もっと勘三郎さんの芝居がみたかった。 本当に、早すぎた。
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勘三郎さん、辛い日々だったんですね… 病気の発見と適切な治療は重要ですね。「うつ」と一方的にされて、本当の病気が隠されてしまっては治るものも治りません。
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図書館で。一度実際に観に行きたかったなあ~ 病気という報道から肺炎、そしてずいぶんあっという間にこの世から去って行かれた感があったのですがこの本を読んでそうではなかったのだな、と思い知らされました。 もう肺移植しかない、というような状況では本当にどうしようもなかったのだなと。 治...
図書館で。一度実際に観に行きたかったなあ~ 病気という報道から肺炎、そしてずいぶんあっという間にこの世から去って行かれた感があったのですがこの本を読んでそうではなかったのだな、と思い知らされました。 もう肺移植しかない、というような状況では本当にどうしようもなかったのだなと。 治る状況ではなかったのかと。 さぞかしご家族は無念だったろうと思います。化学療法で外科手術をしなければあるいは、とも思っただろうなぁ。とは言え今後の事を考えて憂いを一掃しようとしたのだろうという考え方もわかります。 映像で見ただけの私ですら惜しい人を亡くしたな、と思うのですから友人家族は断腸の思いだったろうと思うのです。
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つらい話なのに一気に読んでしまった。 勘三郎さんが亡くなってしまう結末は知っているのに、どうか元気になってと思ってしまう。 本を読んでいる人にまでそう思わせてしまう、それが勘三郎さんの魅力なのだろう。 どうか天上で歌舞伎界を見守ってください。
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歌舞伎役者・中村勘三郎の闘病記を妻、波野好江さんがまとめられた一冊。全体が、夫婦愛・家族愛に溢れています。 食道ガンの告知から、入院、手術、合併症ARDSの発症による転院が続きます。後半は、胸が締め付けられる場面が多数あり。 医学ではなく、医療として、生きたいと願う彼を支えようとした各病院の医師やスタッフにも頭が下がります。 まだまだ、勘三郎には活躍して欲しかったし、新しい歌舞伎座に立たせてあげたかった。 また、ARDSの存在を世に広めたのは、彼の功績に加えても良いかもしれません。
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病気治療に関する記述は、読んでいて涙が止まらなかった。中村屋が気の毒で、生々しい記録を読み進めるのが辛くなるほどだったけれど、中村屋と好江さんは、実際には、この100倍も1000倍も辛い思いをしたことだろう。 自分が苦しい状態でも希望を捨てず、逆に家族を励まそうとさえする中村屋の...
病気治療に関する記述は、読んでいて涙が止まらなかった。中村屋が気の毒で、生々しい記録を読み進めるのが辛くなるほどだったけれど、中村屋と好江さんは、実際には、この100倍も1000倍も辛い思いをしたことだろう。 自分が苦しい状態でも希望を捨てず、逆に家族を励まそうとさえする中村屋の優しさ。亡くなってしまった中村屋と添い寝する好江さんの深い愛。 浮気はあっても、中村屋にとって好江さん以上の素晴らしい女性はいなかった。こんな風に深く愛し合えるなんて、理想的な夫婦だったんじゃないかと思う。 担当医師のインタビューがついていて、がん治療の今がわかる実用書的な側面もある。がんの手術そのものは成功でも、その後の合併症で死に至るリスクがあることを事前に知っていたら…と思わずにいられない。 がんの手術をする先生が手術後の合併症については専門外であること、合併症に詳しい先生にすぐバトンタッチするようなシステムができていないことには驚いた。 また、先入観による決めつけで中村屋の症状に合わない薬を出しまくった精神科医の先生には呆れてしまう。数少ない名医と出会えなければ、ちゃんとした治療が受けられない不公平さが解消される日は来るのだろうか。
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テレビで知った時、信じられなかった。すぐに元気になって戻ってくると思ったから。詳細にその過程が記されていたが、それより奥さんがどれだけ愛していたか、その想いの深さが残った。
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十八代目 中村勘三郎は私が今でも一番好きな歌舞伎役者である。勘三郎が亡くなって一年以上経つが未だに彼の死を受け入れる事が出来ない。奥さんの好江さんが書いた闘病記を読めば、現実を受け入れられるだろうと思ったが無理だった。たくさんの点滴、鼻にチューブをつけた勘三郎の写真を見た時、頭が真っ白になった。舞台の上で元気に演じる勘三郎の姿だけが見たかった。病に苦しみ、小さくなっていく勘三郎は見たくなかった。勘三郎の死は早すぎる。涙が止まらなくなるなら読むべきではなかった。本当に病気が憎い。
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